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大ヒットを連発し、巨万の富を築いた『べらぼう』主人公・蔦屋重三郎。その裏には、幕府の弾圧・統制との長い戦いが(婦人公論.jp)

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2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』。横浜流星さん演じる主人公・蔦屋重三郎は、江戸の出版プロデューサー。敏腕編集者でもあった蔦重が見抜いて手掛けた、浮世絵、出版、芝居、グルメ、ファッションは次々と江戸の流行となりました。そんな「江戸のメディア王」が躍動した時代の本当の楽しみ方を、『蔦屋重三郎と江戸の風俗』より一部を抜粋して紹介します。
【書影】2025年NHK大河ドラマ『べらぼう』主人公の蔦屋重三郎が「江戸のメディア王」になった時代を、日本史深掘り講座が編集『蔦屋重三郎と江戸の風俗』
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◆幕府の統制・弾圧と戦い続けた蔦重
蔦重は、出版業界で大成功をおさめたわけですが、好事魔多し、出版活動の後半の10年余りは、苦難の連続でした。
幕府の統制・弾圧と戦い続けることになったのです。
そのはじまりは1786年、田沼意次が失脚し、松平定信が実権を握ったことです。そもそも、華やかな田沼時代には、暗黒面もありました。
賄賂政治が横行し、田沼自身も賄賂政治の張本人として批判を浴びました。さらに、田沼は、浅間山の噴火による天明の飢饉の対応に失敗し、一揆や打ちこわしが頻発します。
そして1786年、田沼を重用していた10代将軍家治(いえはる)が没すると、田沼は老中を罷免され、約20年間続いた「田沼時代」は終わりのときを迎えたのです。
次いで、幕政の実権を握ったのは、松平定信でした。定信は、白河藩の藩主で、8代将軍吉宗の孫。
早々に養子に出ていなければ、将軍になっていてもおかしくない人物でした。彼の基本政策は、田沼の重商主義的な政策を、祖父吉宗の重農主義路線に戻すことでした。◆祖父を手本にして、風紀の取り締まりを行った定信
町人の贅沢、銭湯の男女混浴や女髪結(おんなかみゆい/売春を伴いました)など、さまざまな江戸の風俗・遊びを風紀を乱すとして禁止しました。
出版界も目をつけられ、厳しい統制を受けることになります。本や浮世絵のテーマや中身、装丁、色づかいまで規制されたのです。
こうして、蔦重にとって生涯最大の逆風が吹きはじめました。
蔦重は、そうした統制に対して、黄表紙で定信の政策を茶化すなど、抵抗の姿勢を示します。その心意気は一時的に世間の喝采を受けますが、その一方、幕府をさらに刺激しました。
改革開始から4年後の1791年、幕府は、蔦重が手がけた山東京伝の本を摘発、京伝を手鎖(てぐさり)50日の刑に処したうえ、蔦重を身上半減に処し、財産の半分を没収しました。
この弾圧によって、蔦重はいったん事業を縮小せざるをえなくなりますが、それでへこたれることはありませんでした。
提供元:Yahooニュース