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フジテレビの女子アナ“タレント化”の源流…パイオニアは田丸美寿々や頼近美津子だった(日刊ゲンダイDIGITAL)

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【芸能界クロスロード】
27日に行われたフジテレビ役員の会見。さまざまな質問が飛び交ったなか、女子アナを伴う接待の常態化について触れたい。
【写真】フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード
フジの女子アナには深い歴史がある。「男女雇用機会均等法」のない時代。「ニュースは男が読むもの」としてメインは男子アナで、あくまで女子アナは黒子だった。時にはお茶くみをしていたこともあった。
一般社会で女性の進出が起きたように、テレビ局の古くさい体質にメスを入れたのがフジだった。商社の内定を蹴りフジに入社した田丸美寿々を故・逸見政孝と共にメインキャスターに抜擢した。知的で色気も兼ね備えた美貌の田丸に「女子アナを見直した」と評判は上々。日陰の身だった女子アナに光が差し込み、市民権を得ていった。
田丸に続いて現れたのがNHK入局2年目の故・頼近美津子だった。知的な雰囲気が漂う頼近をバラエティーに起用。テレビ雑誌の表紙にまで起用される人気になった。
頼近人気に目を付けヘッドハンティングしたのがフジ。いわゆる引き抜きで頼近を破格の給料で採用したといわれている。
頼近は情報番組を中心に活動。「ちょっとお高くとまっている」のも逆に魅力となり、松竹映画がバーのママに起用して話題になったこともあった。
田丸と頼近が「女子アナのタレント化」のパイオニアとなり、やがて女子アナブームへとつながった。フジはその後も、幸田シャーミンや安藤優子ら外部の人を起用。女性キャスター時代をつくり上げた。外から招聘したことで、メインを外れた女子アナの受け皿になったのがバラエティー番組だった。
「長いスパンのニュースと違い交代させやすいし、複数人の女子アナを出演させることもできる」(テレビ関係者)
「オレたちひょうきん族」から“ひょうきんアナ”と呼ばれる女子アナが生まれ、タレント化は加速。「〇〇パン」と愛称で呼ばれる子まで現れた。
女子アナ採用にも変化が起きる。面接官経験のある元フジ社員からこんな話を聞いたことがある。
「最終的に決め手になるのはビジュアル。可愛い、きれい、ミニスカの似合うスタイルのいい子を選ぶのが面接官同士の暗黙の了承事項でした」
民放各局の女子アナの経歴を見ても、「ミス慶応」といったミスキャンパスがあふれている。「女子アナになるための必須アイテム」ともいわれた。
港浩一氏は会見で女子アナを「親睦会で連れて行った」と語っていたが、タレント化した女子アナと芸能人やスポーツ選手との会食は自然の流れ。かたくなに会への参加を嫌う人もいれば、「面白そう」と好奇心を持つ女子アナもいるが、女子アナには共通の悩みがある。
「女子アナの旬は短い。30歳になると窓際族といわれ、先の進路を決めなければならない」といわれる世界。女子アナの進路は3択。お局様と言われようと「居座る」「退職」「フリー」とある。結婚は改めて言うまでもなく芸能人やスポーツ選手や企業経営者や御曹司との「玉の輿婚」もある。
タレントへの転身も多い。結婚も芸能界進出も、「女子アナタレント」として認知されていた一面が大きい。もしも、中居正広と女性との間でのトラブルがなければ、「親睦会」という名目の女子アナ接待は見直されることなく続けられていただろう。
(二田一比古/ジャーナリスト)
提供元:Yahooニュース