-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
近藤淳子アナ、国民的人気女性アナの「フォロー力」に感動!(夕刊フジ)

【フリーアナウンサー近藤淳子のまもなく本番です】
会社のプレゼンや結婚式の司会などの公の場で、大切な言葉を言い間違えてしまったら、どうしますか? 集中力が一気に危うくなり、ミスがミスを呼んで後悔したという経験はありませんか?
間違えてしまったときこそ、さりげなくゆっくりその言葉をはじめからもう一度言い直すと、聴いている方はそのミスがあまり気にならないようです。自分のペースをたて直すためにも、言葉の意味の切れ目でいつもよりブレーキをかけて間をとってみたり、文章のラストをゆっくりと発したりしてみてください。
例えば「~でした」という何気ない文末でも、いつも話している速度の倍くらいの時間をかけてみて下さい。おざなりな言葉の粒で早口で逃げてしまうのはむしろ簡単ですが、ゆっくり丁寧に一音一音の粒をたてて話すって、意外と難しいのです。だからこそ、基本的な発声発音が大切ということになります。間違えて弱気になり下をむいてしまうかもしれませんが、顔をあげて堂々と話し始めると、言い間違えたことにさえ気づかれないこともあります。
アナウンサーの現場の収録ですと、後から編集もできます。でも、生放送で時間も限られており、秒単位で原稿と映像が決まっているテレビのニュースでは、言い間違えると原稿と映像が合わなくなってしまいます。さりげなく、ややゆっくりと言い直すと、聴いている方は間違いがそこまで印象には残らず、ニュースの内容が視聴者の頭に入りやすいとされています。
生のニュース本番で「あ!すみません」などと謝ってしまうと、1~2秒のロスになり、その言葉があまりにも目立ちすぎてしまいます。謝ると一層、傷が深くなってしまうという悪循環に…。地名や人名など重要な言葉を間違えてしまったら、ニュース映像が終わってアナウンサーの顔が出た時に、訂正コメントを入れる場合もあります。
イベント会場で大勢のお客様に向けて司会をしているとき、決して間違えてはいけないと気をつけているワードほど、魔がさしてしまうことって、プロでもあります。アナウンサーも人間ですから。でもAIアナウンサーでは決してできない事のひとつが、血の通ったそれぞれのアナウンサーの「フォロー力」ではないでしょうか。
とある厳粛な表彰式に出席させていただいた時の事。ある司会者が「芥川賞」を受賞したゲスト紹介を、「直木賞」とまさかの間違いをしてしまいました。流石に会場がざわめきましたが、司会者はすぐに気が付いて、その場で冷静に丁寧に言い直しました。
そこまではプロであれば普通のフォローなのですが、そのゲストにインタビューする際のフリートークの中で再度、あえて強調するように「芥川賞」というワードをきっちりと入れ込んできたのです。しかも、品よく茶目っ気たっぷりに! 厳かな表彰式の会場で、ちょっとした間違いもご法度のような張り詰めた空気だったのに、その司会者はあえて、自分の間違いをネタっぽくしてフリートークで自らフォローし、見事に会場の心をつかんでいました。会場がその司会者を応援したくなるような一体感さえ生まれたようにも感じました。
その司会者は、国民的に誰もが知るような人気女性アナウンサーです。台本以外のアドリブ力もさることながら、自分で自分をフォローできる素敵なトーク能力に、なるほど!と私は密かに感動しました。間違えたときにこそ、プロの底力が発揮されるのだと思います。フリーアナウンサー、一生勉強です。
提供元:Yahooニュース