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『リコカツ』北川景子演じるヒロインの離婚が、実は「重要ではない」理由(現代ビジネス)

 北川景子の産後連ドラ復帰作として放送前から注目を集めていた『リコカツ』(TBS系)。

【写真】北川景子、いつの時代も美人すぎる…

 今春は、『恋はDeepに』(日本テレビ系)、『着飾る恋には理由があって』(TBS系)、『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)、『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ・フジテレビ系)とラブコメがそろった中、ここまでは「話題性・視聴率の両面でトップ」と言っていいだろう。

 21日に放送された第6話では、咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)がついに離婚。第1話の段階で離婚を決意し、「リコカツ=離婚活動」をはじめながらも、ギリギリのところで踏みとどまっていただけに、ネット上には悲喜こもごもの声が飛び交っていた。

 さらに、咲の父・武史(平田満)と母・美土里(三石琴乃)、紘一の父・正(酒向芳)と母・薫(宮崎美子)も含め、まさに三者三様の離婚劇。28日放送の第7話でも、咲の姉・楓(平岩紙)が離婚予定であることが明かされるなど、「全員離婚家族」というテーマで放送されるという。

 しかし、「全員離婚家族」というストーリーは、「まさか」ではなく「やはり」であり、さらに言えば、「そもそも『リコカツ』は離婚しても離婚しなくてもどちらでもいい」という作品なのだ。 『リコカツ』は、「運命的な出会いから“交際ゼロ日婚”をした夫婦がわずか数日で離婚を決意する」というシーンからスタート。ここまでは、“交際ゼロ日婚”のため相手のことをよく知らない2人が、離婚の準備を進めながらも、互いの魅力を知り、徐々に心を通わせていく……というストーリーが展開されてきた。

 つまり、ここまでの6話をかけて描いてきたのは、2人の結婚や離婚ではなく恋愛であり、だから離婚しても恋愛状態が続いていることに変わりはなく、大勢に影響はないのだ。普通のカップルとは恋愛と結婚の順序が逆だったから、離婚という手続きが必要になってしまっただけに過ぎない。

 もし普通のカップルと同じように恋愛からはじまっていたら、「結婚前に別れてしまったけど、やっぱり好きだから復縁するかもしれない」というよくある形になり、ドラマティックにはなりづらいだろう。

 また、当作は「離婚」の是非を描きたいわけではなく、「離婚するのもアリ」「離婚しないのもアリ」という両方の選択を尊重するようなムードを漂わせている。近年、LGBTの登場人物を普通のこととして登場させるようになったのと同じように、離婚も普通のこととして描こうとする多様性を踏まえた作風なのだ。

 実際、番組ホームページの「はじめに」には、「日本でも年間20万件を超える離婚が成立している(※厚生労働省『人口動態統計』)。離婚自体が珍しくなくなった今の時代、離婚は『不幸』なものではなく、幸せになるためのポジティブな一歩と捉えられるようになってきた」というフレーズが書かれている。

 だから、咲と紘一も、咲の父・武史と母・美土里も、紘一の父・正と母・薫も、咲の姉・楓も、離婚してもいいし、離婚しなくてもいい。どちらも正解なのだ。

提供元:Yahooニュース
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