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おきて破り!? 大河ドラマはなぜ明智光秀を選んだか 本郷和人・東大教授が読み解く人選の理由(産経新聞)


 戦国武将の明智光秀が主人公に決まった平成32(2020)年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」。主君の織田信長を本能寺の変で討った“謀反人”というイメージが強い光秀を主役に据えた意外性が歴史ファンの間で話題になっているが、専門家はどう見るのか。本紙連載「本郷和人の日本史ナナメ読み」でおなじみ、本郷和人・東大史料編纂所教授に意見を聞いた。


 ■浮気しない男、光秀


 24年の大河ドラマ「平清盛」で時代考証を担当し、大河ドラマ制作の実情にも詳しい本郷教授。今回の光秀を主人公にした「麒麟がくる」については、「第一印象として感じたのはふたつあって、ひとつはやはり一夫一婦制の人が選ばれたか、ということ。NHK大河ドラマの大法則は動かなかったな、という感想ですね」と語る。


 戦国時代、多くの武将は正室の他に側室を持つ“一夫多妻”状態だった。対して現代の視聴者、特に女性の共感を得やすい一夫一婦を貫いたことで知られるのは山内一豊、直江兼続、黒田官兵衛、立花宗茂、島津義弘、それに石田三成あたりで、さほど多くはない。これら愛妻家武将のうち、最初の3人が近年相次いで大河ドラマ化されたのは、偶然ではないというのが本郷教授の見立てだ。


 「光秀も奥さんは1人。すると夫婦の物語が作りやすい。やはりホームドラマを作ろうとしたとき、愛人がいっぱい出てくるような人は困るでしょう」


 ■石田三成も大河有力?


 本郷教授は「もうひとつ挙げると、ついに掟破りをするのかな、ということですね」と続ける。


 「歴史好きはよく、次の大河の主人公は誰か、なんて賭けをやるんですが、明智光秀と石田三成の2人に賭ける人はあまりいなかった。この2人はやはり永遠の敵役で、主人公にはしないのでは、という何となくの了解があったから。常にナンバー2とか3くらいの位置で、ストーリーを回す人と考えられていたのに、それを主役に持ってくるという判断を今回した。それだけ大河ドラマが追い詰められているんだろうな、という感じを受けましたね」


 幹事長の立場にありながら党総裁を裏切った政治家が“平成の明智光秀”というあだ名を付けられた例もある。謀反人の代名詞的存在だが、同時に知名度のみで評価すれば、あまたいる戦国武将の中でも抜群の存在であると言える。


 「それを5年先、10年先の候補として検討するとかではなく、すぐ先の回でやっちゃう。しかも『シン・ゴジラ』の主演で大ヒットした長谷川博己(ひろき)さんという旬の俳優を使って。とにかく、視聴率が取れそうなところからガンガン行く、という方向性が感じられた。そういうことになると、石田三成もそろそろ来るのかもしれませんね。奥さん1人だし」


 ■実は不明な前半生


 そして気になるのは、やはりドラマの中身、特にストーリーだ。「たとえば司馬遼太郎の『国盗り物語』(昭和48年大河ドラマ原作)では光秀が副主人公で、明智城城主の一族かつ斎藤道三の正室のおいとして登場する。つまりいいところのボンボンなんだという解釈を司馬は採用していたけど、どうもそれは嘘らしい。実際はどこの馬の骨か分からない、というのが現在の研究状況」と本郷教授は解説する。


 「逆に言うと、光秀がどんな前半生を送ってきたのかはたいした学説もなくてよく分からないわけで、その空白部分にどういうふうに話を組み立てるのか。今の脚本家の方は原作付きを好まないとも聞きますし、一から話を作っても大丈夫というのは、脚本家にとっては腕の見せ所ですね」


 「前半生は各地を放浪し、妻と出会って愛を育む、みたいな話になるのかな。奥さんが髪を売ってお金を作った、みたいな伝説もあるわけですし。信長と出会って以降は、まあ大体いつも通りの話になるんでしょう。だからオリジナリティーが多く出せる前半と、安心して見られる出世物語の後半、というふうにコントラストが付くのでは。そうなると王道すぎて、古くからの大河ファンには物足りない可能性も出てくるけど」


 ■本能寺の変の扱いは?


 本郷教授は、「細かい点で言うと、『武功夜話』(戦後に発見され、織田信長や明智光秀らについて多くの逸話を含むが、偽書説も強い史料)の扱いをどうするのかとか、濃姫(斎藤道三の娘で織田信長正室)をどう描くのか、とかもありますね」と、時代考証についての注意点も指摘する。特に物語のクライマックスと想定される本能寺の変は、光秀の動機をめぐり今でも議論が分かれるテーマでもある。


 「本能寺の変にどうストーリーを持っていくのか。まあいくらなんでも、信長の非道を止めようとした、というのはないのでは。だって、比叡山を焼き打ちしたときに一番手柄を挙げたのは光秀で、それで後の坂本城一帯をもらったんですから。怨恨(えんこん)説とか四国出兵説とかいろいろありますけど、ぼく説は単純に、信長の家臣でいることに疲れちゃったんだろうな、と(笑)。背後の陰謀だとか、そんな難しいことは考えない説、です(笑)」(文化部 磨井慎吾)


    ◇


 〈ほんごう・かずと〉東大史料編纂所教授。昭和35年、東京都生まれ。東大文学部卒業。博士(文学)。専門は日本中世史。近著に「日本史のツボ」(文春新書)、「壬申の乱と関ヶ原の戦い」(平凡社新書)など。連載「本郷和人の日本史ナナメ読み」は産経新聞朝刊で毎月第1、第2木曜日掲載。

提供元:Yahooニュース
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