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「クズ」のまま年を重ねて 六角精児が放つ唯一無二の個性(日刊ゲンダイDIGITAL)

コラム【今週グサッときた名言珍言】
「年取って何かに気づく方が幸せじゃないですか?」(六角精児/フジテレビ「アウト×デラックス」4月19日放送)
六角精児(55)といえば、ドラマ「電車男」(フジテレビ)のネット住民役で注目され、「相棒」(テレビ朝日)の鑑識・米沢役でブレークした個性派俳優だ。55歳になった現在、今更ながら気づいたことがあるという。
それは「ネットするならスマホが便利」「野菜は食べた方がいい」「ギャンブルで生きていくのは難しい」「夫婦関係は難しい」といった若い頃に気づかないといけないような当たり前のことばかり。そう指摘されて返した言葉を今週は取り上げたい。
六角はもともと、別に俳優になりたいなどとは思っていなかった。先輩にたまたま誘われて劇団に入り、舞台に立つようになると、その自堕落な性格のため、学校へも行かず、将来のビジョンもないまま、年齢を重ね、後戻りできないようになってしまった。
彼は自らを「クズ」と言ってはばからない。「ギャンブル」「女」「金」で失敗し続けているからだ。29歳で初婚、わずか2年で離婚。35歳で再婚、4年でまた離婚。さらに41歳で再々婚。やはり2年で離婚。そして49歳で2度目の相手と4度目の結婚をした。
六角に言わせると、4度も結婚できたのはモテるからではないという。
「ダメな人を私がちゃんとしてあげたい、という人が世の中の女性の中に数%いるんですよ。そういう人に出会うことが何回かあった」(フジテレビ「ダウンタウンなう」18年4月20日)
同じく離婚の原因は「私がなんとかしてあげたい、と思って結婚するんだけど、これは無理だ……と」(同前)。つまり相手が諦めるから。その原因の大部分が、借金問題だ。
ギャンブル狂の彼はパチンコ、競輪、競艇、その他、人に言えないギャンブルに金をつぎ込み、借金を抱えてしまう。多い時は1000万円近くあったという。利息を返すために借りた金をギャンブルで使ってしまったこともあった。
一度は友人や家族の助けもあり、借金がなくなった。だが、「人が借金をチャラにしてくれたときは、実は、もっと深みにはまる『序章』になっていた。何年かかけて、すべて自分で返し終えたときに、やっと光明が見え(た)」(メールマガジン「5L」15年1月8日)という。折しも「相棒」に出始めた頃だ。
冒頭の番組でも「ギャンブル運はなくて、今まで負けっぱなしだったんですけど、ただ、お芝居とかするところでいろんな人に出会う運はとってもあるので、平均して考えると、そっちの方がラッキーだった」と語ったが、若い頃から「クズ」生活を続け、年を取ったことが、六角精児という唯一無二の個性派俳優をつくり出したのだ。
(てれびのスキマ 戸部田誠/ライタ―)
提供元:Yahooニュース