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仙道敦子「老け込んだ母親役」の激変ぶりが好評…“死刑囚”演じた夫・緒形直人とともに名脇役に(日刊ゲンダイDIGITAL)

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7月7日に始まった日本テレビ系ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』に出演した仙道敦子(54)の激変ぶりが話題になっている。
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ドラマの原作は同名コミックで、話は2017年にとある屋敷で13人の子供たちの死体が発見されたところから始まる。仙道は、成田凌(30)が演じる主人公の刑事・冴木仁の継母・由香役で初回から登場。何かを隠して怯え、突然、冴木の前から逃げ出すシーンを演じた。これにSNSでは、《え?本当に仙道敦子?》《スタッフロールを見るまで気づかなかった》と驚きの声が広がった。
「80年代からのファンにとって、仙道といえば、美しく上品な雰囲気の女優のイメージ。復帰後も変わらず、可愛らしい印象でしたが、今作はそのイメージを完全に裏切る感じです」(芸能ライター・弘世一紀氏)
仙道が演じる由香は、これまでの長い人生でかなり苦労してきたであろう。疲れ切った様子で、仙道の実年齢54歳よりもかなり老け込んだ感じで、14日放送の第2回も暗い表情で冴木と話し込む様子が映し出された。
1980年代初頭にデビューし、大人びた美貌でアイドル女優として人気を誇った仙道。その一方で、映画『鬼龍院花子の生涯』『白蛇抄』などでも高い評価を受け、84年には日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するほどの実力派として活躍した。
「93年にドラマで共演した緒形直人(56)と結婚し、96年に長男を出産してから長い休業状態に入ります。18年にTBS系『この世界の片隅に』で主人公・すずの母親役で23年ぶりに女優復帰しますが、清楚な佇まいと演技で、引き続き『母親役』が期待されました。その後も、期待に違わぬ活躍を見せていましたが、今回の変貌ぶりは、明らかに彼女の俳優としての演技力の高さを見た感じです」(前出・弘世一紀氏)
■緒形直人もトレンディ俳優でかつてはアイドル並みの人気
夫の緒形もかつては、アイドル並みの人気を誇った。
「名優・緒形拳の次男で、90年代、トレンディドラマの主役で人気を博しました。92年にNHK大河ドラマ『信長KING OF JIPANGU』に、24歳の若さで大河の主役を務めるほどでしたが、歳を重ねるごとに、名脇役として活躍の場を広げていきました。近年は悪役なども務め、『え? あれが緒形直人?』と思わせるようなカメレオンぶりを見せています」(テレビ誌ライター)
緒形は4月期のTBS日曜劇場「アンチヒーロー」で、過酷な取り調べによって冤罪で死刑囚にされてしまった男性の悲憤を見事に演じきった。
そんな緒形と仙道…。結婚して31年経つが、今でもおしどり夫婦として知られている。
「熱愛中は、仙道の自宅マンションに緒形が通い同棲をしていて、当時、熱愛をスクープした写真週刊誌では、深夜に仕事先から通ってくる緒形を家事をしながら待つ姿が報じられていました。仙道は出産後、女優業を休業し、主婦に専念していました。それでも、23年ぶりに女優復帰した時はブランクを一切感じさせませんでした。彼女は非常に真面目な性格ですから、緒形の役者人生を支えながら自らの復帰も視野に入れつつ、しっかり演技を学んでいたのでしょう。気がつけば、アイドル俳優だった夫婦が、30年経って、揃って名脇役のカメレオン俳優になっていたという感じでしょうか」(大手芸能事務所関係者)
ドラマの今後の展開はもちろん、円熟味を増した仙道の演技からも目を離せない。
◇ ◇ ◇
【もっと読む】【さらに読む】では緒形直人の近況と仙道が48歳で女優復帰した舞台裏を伝えている。
提供元:Yahooニュース

