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「ヤヌスの鏡」杉浦幸さんは55歳の現在も独身…男闘呼組・岡本健一とのウワサの真相は?【あの人今】(日刊ゲンダイDIGITAL)

【あの人は今こうしている】

 杉浦美幸さん(55歳)

 1970~80年代に人気だった大映ドラマ。今の韓国ドラマも真っ青な極端な設定やセリフで、視聴者を楽しませた。その代表作のひとつが、85~86年放送の学園ドラマ「ヤヌスの鏡」(フジテレビ系)。本作主演でデビューした杉浦幸さん(55)、今どうしているのか。

【写真】杉浦幸が飲み友達という美熟女・濱田のり子さん

  ◇  ◇  ◇

 杉浦さんに会ったのは、JR渋谷駅そばの喫茶店内にある会議室。中年太りとはまったく無縁のようで、ほっそりだ。

「10代の頃より体重は少ないです。肉のつくところは違いますけど(笑)。運動は大嫌いなので、していません。かわりに、小さい努力を常に心がけています。出かけるときはちょっと遠回りして歩いたり、駅はエスカレーターを使わず階段を使ったり、家の中では効率悪く動いて、1回で済む用事を3回に分けて、部屋を何度も往復したりして」

 酒が好きで量もイケるクチでも、週3日は休肝日をもうけているという。

「食事も食べ過ぎた、と思ったら、次の日は24時間何も食べずプチ断食します。『今日我慢したら、またおいしいものが食べられる!』と楽しみにしながら(笑)。太らないようにしているからか、血液検査で一度も引っかかったことはありません」

 美は健康から、というわけだ。

■「その時々で、パートナーがいたり、いなかったり」

 男性が放っておかないはずだが独身。結婚は一度もしていない。

「その時々で、パートナーがいたり、いなかったり。ちなみに、デビュー2作目のフジの連ドラ『このこ誰の子?』で共演した男闘呼組の岡本健一クンとは、ウワサだけ。付き合っていませんよ!」

 何かとウワサを立てられがちだったようだ。

「今は、生涯のパートナーがほしいな、とは思っています。子どもは、20代の頃はすごくほしいと思っていました。でも、3歳上の兄が離婚し、兄の3人の子どもの保育園の送り迎えや食事の支度をしていて忙しく、自分のことはどこかにいってしまいましたね。その甥や姪も、一番上はもう34歳。今も3人と仲良しですよ」

 家族のために尽くしながら、芸能活動をしてきたのだ。

■昨年12月からYouTube『きみに幸あれ』をスタート

「ここ最近のお仕事は、コロナの影響がありましたね。自分で管理・運営していた、犬と女性のためのファッション通販サイト『mauMina~マウミーナ~』は、買い付けしていた韓国などに行けなくなり、今はメンテナンス中。芸能活動35周年の活動もできず、代わりに去年、東京と大阪でアニバーサリーライブをやりました。それをきっかけに、先日、能登半島地震のチャリティーライブに参加させていただいたんですよ。歌の活動はこれから力を入れていきたいですね。ほかは、ドラマやバラエティー、インターネットラジオ、去年12月からはユーチューブ『きみに幸あれ』を始めました。テーマは“美と健康と遊び”。同年代の方に情報提供しつつ、笑ってもらえればうれしいなと思っています」

 一時は、パチンコ番組のMCなどもしていた。

「2015年に台の内規が変更され、『これは勝てないな』と感じてから、パチンコはやめました。麻雀は、コロナがきっかけでやらなくなりました」

 さて、東京・板橋区生まれ、東村山市育ちの杉浦さんは、中学卒業直後の85年、月刊グラビア誌「Momoco」(学研)主催のミスコン「第1回ミスモモコクラブ」に応募し1位に。同年12月スタートの連続ドラマ「ヤヌスの鏡」の二重人格の主人公に抜擢され人気獲得。翌86年、シングル「悲しいな」(ワーナー・パイオニア)でアイドル歌手デビュー。学園ドラマ「このこ誰の子?」や映画「湘南爆走族」でも活躍した。

「『ヤヌスの鏡』はたいした稽古を受ける間もなく撮影に入ったので、監督に『そうじゃないだろ!』などと怒鳴られてばかり。休憩時間に控室でよく泣いていました。明け方の4時ごろに帰宅したら、寝ずに待っていてくれた母に、『明日は行かない!』と毎日のように宣言していました(笑)。母は『わかった。とにかくお風呂入って休めば』と言いながら、朝6時に起こして、朝食を用意してくれて……そうすると、自動的に起きて食べて、また撮影に行くんですよね。母がいなかったら、私はもう芸能界にいなかったと思います」

 その支えてくれた母は、昨年3月、82歳で他界。

「母は難病を抱えていたので、私は近くに住み、最後の3年半は、看病・介護の毎日。すごく仲が良かったので、母が亡くなってからしばらくは毎日泣いていました。人前では常に元気な自分でいたいのに、笑顔になるのってこんなに大変なんだ、って初めて思いました。私は犬が大好きでずっと飼っているんですけど、母になついていた16歳のトイプードルも、母を追うように5月に急に亡くなり、もう1匹の13歳のトイプーも9月にひどい脱臼を。その子や、高齢の父を支えなきゃ、という思いが、今の私の力になっています」

 都内のマンションで1人暮らしだ。

(取材・文=中野裕子)

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提供元:Yahooニュース
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