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池谷実悠も9月で…「テレ東」女子アナ早期退社ラッシュの必然 才色兼備、高根の花は今や昔(日刊ゲンダイDIGITAL)

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テレビ東京の池谷実悠アナ(27)が9月末をもって同局を退社するというので話題だ。若手の早期退社は社会問題となっているが、テレ東では福田典子アナ、須黒清華アナ、松丸友紀アナの退社が明らかになっており、ことし4人目。
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「今やテレビ局はキャリアアップの踏み台にされてますね」とし、ベテランのテレビマンはこう言った。
「まぁ、どこも元アイドルがアナウンサーになるのが普通ですからね。昔はアナウンサーのアイドル化と騒がれたものですけど、アイドルアナといい、その逆の局アナからタレントという流れも普通なのかもしれません」
池谷アナは、昨年3月で早期退社した森香澄と同期入社。森がフリーアナとして活躍中の他、タレントとしてバラエティー番組などに出演、写真集やCMでも人気だけに、その影響もあるのではとみる向きが局内にはいるそうだ。某芸能プロ社長はこう言う。
「局アナの給料も下がっていますし、やりたくない仕事を社員として続けるより、やりたい仕事を自由に選べて、ギャラの単価が高いフリーランスが魅力的なのでしょう。女子アナの場合、ルックスも問われますが、そこをクリアしていれば芸能プロへの所属も難しくない。そんな評価も考えて、高く売れるうちに高く売ろうという意識は最近の若手に感じられます」
石の上にも三年、などということわざはもはや死語なのかも知れない。局アナ出身の芸能リポーター、平野早苗さんが言う。
「私は、石の上にも三年と思いながら仕事を学んだ世代です。宮崎放送に入って、社会や会社のこと、そのなかに置かれている自分の状況を知るだけでも、それくらいの時間がかかりました。アナウンサーとしてはまず、ニュース原稿をきちんと読めて伝えられなければ、ダメでした」
そしてこう続ける。
「でも、それはもう昔の話。アナウンサーの採用基準からして毎年違っていたりします。その年にどんなタイプのアナウンサーが求められているかなどで変わり、たとえばそれがバラエティー向きのアナウンサーという年であれば、可愛いとか、天然とか、見た目が重視されますよね。アナウンサーとしての実力は二の次のようにも感じられます」
採用するテレビ局側にも、長く勤めてもらおうという意識がなくなっているのだろうか。
そういう事情を、現在の女子アナたちも重々知るところとすれば、早期退職ラッシュも当然の流れのようにもみえる。フリーやタレントだけでなく、最近は一般企業に転職したり、事業を起こす向きも少なくない。
■「私たち、そんなに嫌われてるんですか」
「テレビや芸能界に対する憧れやこだわりもそうはないのでしょう。浮き沈みのある業界ですし、著名な局アナ出身者でも、仕事がなかったり、あっても安く買いたたかれたりで、週5の帯番組出演にもかかわらず、スタイリストもつかず服も自前で苦労されたりしていますから」とは、前出の芸能プロ社長。
別の局アナ出身者からは、こんな見方も。
「大谷翔平選手の結婚ニュースのとき、相手が女子アナじゃなくてよかったというコメントが多数あがりましたよね。ある女子アナが『私たち、そんなに嫌われてるんですか』とSNSでコメントし、それが炎上したことも、少なからず退社ラッシュに影響を与えているようにもみえます」
かつて局アナは難関を突破して採用された才色兼備で、世の男たちには高根の花であったが、それも昔か。そうチヤホヤされないし、なにかとSNSで批判される身の上となれば、そう長く勤めるものじゃないと当人たちが考えているとしてもうなずけるか。
◇ ◇ ◇
「辞めテレ東」の代表格となった森香澄アナウンサーが「鋼のメンタル」を獲得するまでの顛末は…●関連記事【強い!】森香澄が“鋼のメンタル”を得るまでの軌跡…フリー転身から1年、SNSアンチコメントに堂々私見…に詳しい。
提供元:Yahooニュース

