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赤白しま模様の石狩灯台…高峰秀子さん生誕100年きっかけで知った”ふるさと”の歴史(日刊スポーツ)

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<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>
戦前戦後に半世紀にわたって活躍した女優高峰秀子さん(享年86)が、今年3月27日に生誕100年を迎えた。
子役から活躍し、主演した映画「カルメン故郷に帰る」「二十四の瞳」「浮雲」などが大ヒット。数々の賞を受賞した。55歳で出演し、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を獲得した「衝動殺人 息子よ」(79年)で女優を引退するまで、生涯300本以上の映画に出演した。
歌手としても、笠置シヅ子さんらと主演した映画「銀座カンカン娘」(49年)の同名主題歌を歌い、大ヒットした。
「巴里ひとりある記」「わたしの渡世日記」など、エッセイストとしても高く評価された。
高峰さんは55年2月に、脚本家で映画監督の松山善三氏と婚約した。その際、ゴシップ記事にされることを嫌い、記者会見を開いた。これが芸能人の結婚会見のさきがけと言われている。
そんな高峰さんの数々の業績をたたえ、次の100年につなげるために、昨年10月に「高峰秀子生誕100年プロジェクト」が発足。今年一年を通じて、上映会や写真展など数々のイベントが行われる。
記者は札幌出身で、高峰さんが主演した映画「喜びも悲しみも幾歳月」(57年、木下恵介監督)がとても印象深い。高峰さんも北海道・函館市の出身。
戦前戦後に有人灯台の近くに住み、維持・管理する職員・灯台守(とうだいもり)の夫婦の人生を描いた。夫婦を佐田啓二さんと高峰さんが演じた。
観音埼灯台(神奈川)御前埼灯台(静岡)女島灯台(長崎)塩屋埼灯台(福島)など、全国各地に転勤した。その1つに北海道の石狩灯台が登場する。映画の前半の大部分が、石狩灯台を舞台としている。
1892年(明25)に開設された石狩灯台は現在、石狩市のはまなすの丘公園のシンボルとなっている。とても目立つ赤と白のしま模様である。
実は同映画は、白黒からカラー(当時は総天然色映画と表記)に定着したころの作品で、色彩効果を出すために、もともとの白い灯台から赤白のしま模様に変更した。
映画のための変更だったが、その後、積雪地帯などには赤白の方が識別が容易であると評価され、各地で採用されるようになったという。
ちなみに国産カラー・フィルムを使った日本初の総天然色映画は、高峰さんが主演した「カルメン故郷に帰る」(51年、木下恵介監督)である。
若山彰さんが歌った同名主題歌「喜びも悲しみも幾歳月」も大ヒットした。
「おいら岬の 灯台守は 妻と二人で 沖行く船の 無事を祈って 灯(ひ)をかざす 灯をかざす」
石狩灯台の近くに歌碑が建立されている。
木下恵介監督の実弟の木下忠司(ちゅうじ)さんが、作詞作曲した。同氏はその後、時代劇の人気ドラマ「水戸黄門」の主題歌「ああ人生に涙あり」(作詞・山上路夫)を作曲した。マーチ風の作品が多く、高く評価された。
高峰さんの生誕100年をきっかけに、ふるさとの灯台の歴史などを知ることができた。高峰さん、ありがとうございます。【笹森文彦】
提供元:Yahooニュース

