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R.I.Pテラちゃん…「BUBKA」創刊編集長・寺島知裕氏、空に旅立つ(本橋信宏)(日刊ゲンダイDIGITAL)

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【本橋信宏 萌える火曜日】#3
今月中旬、1人暮らしの瀟洒な一戸建てで倒れているところを発見された。還暦を4カ月越したところだった。
膨大な映画を見て自身の血肉にするショーケンが謙遜「映画俳優と名乗るのはおこがましい」
寺島元編集長の名を知らしめたのは、なんといっても1997年にコアマガジンから創刊された「BUBKA」が暴いたショッキングな写真だった。
「ブルセラショップに売りに来た女子高生が、自分のはいたパンティー持っている写真を表紙に使えたのはオレくらいでしょ(笑)」
BUBKAは、ブルセラショップの女子高生(後に人気ドラマに出演)や、元モー娘。メンバーの濃厚なキス、世界的サッカー選手と超人気女優とのディープキス、といったスクープ写真を載せて部数増を果たした。
ある人気絶頂の若手女優が男と肌もあらわに抱き合い、情事の後を連想させる生写真を表紙、巻頭グラビアに掲載したときは物議を醸し、“鬼畜系”と呼ばれるきっかけになった。
無精ひげに不敵な面構えの寺島元編集長は“鬼畜編集長”とも呼ばれた。
アイドル、女優たちのショッキングな写真を編集部に持ち込むのは、元彼が一番多いという。なんで簡単に撮らせてしまうのだろうか。
「基本、女性は撮られるのが好きだし、シャッター音、ストロボの光が好きなんですね。脇が甘いというのもあるんですが、好きな男に喜んでもらいたい。つきあった男性によって性癖が変わりますから」
大手版元から出ているライバル誌を向こうにまわしトップを走っていたのは、寺島元編集長が持ち込みに対して、金庫から現ナマを支払う臨戦態勢があればこそだった。
鬼畜編集長と言われながら、こんな一面もあった。ある国民的アイドルグループの少女たちがトイレで用を足すときの盗撮ビデオを編集部に持ち込んだ男がいた。テレビ局の女性用トイレで盗撮されたもので、顔も写っていた。
盗撮物はほとんどが、同性の女性ヘアメークやADがアルバイト感覚でカメラをセッティングする。寺島元編集長は現金で100万円払った。そして、ボツにした。
アイドル好きの寺島元編集長は、彼女たちが国民的アイドルになる前、空席が目立つ会場で、来る日も来る日も歌い踊る姿を目にしていた。100万円は自腹で支払った。
2回の結婚・離婚をへて、仕事は独立してやっていた。BUBKAも現在はアイドル系雑誌に“転身”した。
最後は人知れず、ネコと暮らす自宅で亡くなった。死因は歯槽膿漏菌が右肺に入り込む右膿胸によるものだった。
寂しがり屋で、はにかみ屋だった。
R.I.P.テラちゃん。
(本橋信宏/作家)
提供元:Yahooニュース

