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出産直前まで自己啓発本を読んでいた…芸人・紺野ぶるまが「自己啓発本は最強」と断言するワケ(現代ビジネス)

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「カワイすぎる女芸人」と評されるルックスとは裏腹の、下ネタや毒舌がおなじみの芸風で人気の芸人・紺野ぶるま。
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数々のお笑い賞レースでも実力が認められてきた彼女だが、幼少期からの闘病や高校中退など波乱な10代を送り、実は大の“自己啓発本好き”であることでも知られている。
結婚・出産を経験し、公私とも順風雨満帆に見える現在も自己啓発本は手放せない存在だという。紺野さん自身と自己啓発本の関わり方や自己啓発本の魅力、そして世の中にはびこる「啓発本嫌い」について語ってもらった。 ――まずはじめに、紺野さんと本を読むようになったきっかけ、自己啓発本との出会いから教えてください。
紺野:本を読むようになったきっかけとしては、高2で高校を退学したことが、けっこう大きいです。高校を中退した当初は図書館ぐらいしか居場所がなくて……。伊集院光さんのエッセイとかもそうですけど、“学校が得意じゃなくても成功した人”の本をよく読んでいた記憶があります。
――幼少期からの闘病や高校中退など、紺野さんの波乱な10代は世間でも広く知られていますが、高校中退の前は取り立てて本好きというわけではなかったんですか?
紺野:読書は全くでしたね。図書館に行くこともほぼなかったです。なんなら退学する間際に、あの手この手で担任の先生が私を更生させようとしてきて、“本当の自分に戻る系”の啓発本をくれたんです。
でも、全然ピンとこなくて「何これ。ウケる」って鼻で笑っていました。もともとその先生とあまり相性が良くなかったこともあるんですが、胡散くさくて全く読む気が起きなかったですね。
――中退後、“本当の自分に戻る系”の自己啓発本も含めて受け入れられるようになったのは、どんな心境の変化が?
紺野:とにかく当時は自己肯定感がズタボロで、みんなが普通にできることができなくて、両親をがっかりさせた負目のようなものもあったし、メンタル的にはどん底の状態だったんです。
なので、自分と似たような境遇でも成功した人の本を読み漁って安心する、という感じでした。自己啓発本には“この世に起こることは全て必然で必要なことだ”という考え方がよくあるじゃないですか?
自分の将来も見えない中で、そういう考え方が拠り所になったというか。
――自己肯定感が低い状態で読むとめちゃくちゃ心に沁みそうです。
紺野:高校を中退して世間的に“ダメな子”の烙印を押されてしまったわけですけど、そんな中で自己啓発本は当時の自分を肯定してくれる唯一の存在だったというか。「ネガティブな出来事も、プラスに変えられるように動いてみよう!」という気持ちに切り替えてくれたんです。
提供元:Yahooニュース

