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木梨憲武の“ダメオヤジ”は最高すぎ説! 過去のハマリ役を振り返り(dmenu映画)

4月20日から公開中の『いぬやしき』では、とんねるず・木梨憲武が16年ぶりに映画主演を果たします。本作は『GANTZ』で知られる、奥浩哉の同名漫画が原作。ある事故がきっかけで未知の機械でできた身体となってしまった、定年間際のサラリーマン・犬屋敷壱郎を木梨憲武が演じ、殺人を繰り返す高校生・獅子神皓(佐藤健)と戦います。
これまで数々のドラマや映画に出演してきた木梨憲武ですが、実は犬屋敷壱郎のような“うだつのあがらない男”の演技には定評があります。今回はそんなとても味わい深く、それでいて魅力的な、木梨憲武が演じたキャラクターを振り返りたいと思います。
1998年に放送されたドラマ「甘い結婚」(フジテレビ系)で、木梨憲武は中堅出版社で営業課長として働く、主人公の唯野喜太郎を演じました。
多忙なために家庭を省みることがない喜太郎に不安と寂しさを募らせる妻の麻子(財前直見)が、趣味で執筆していた小説で賞をとったことをきっかけに、2人は離婚の危機に陥ります。一人の社会人としての自立を目指し、さらに新しい恋を求めて不倫に走りだしてしまう麻子。その真意を知ることなく、彼女を繋ぎとめようと唯野が空回りしていく、中年男子の悲哀を木梨は見事に演じました。
これまでないがしろにしてきたがゆえに、妻の喜ばせ方がまったく判らず、ひたすらプレゼントや、思い出の場所へのデート攻撃を繰り出してしまう唯野の下手くそさには、「ああ……女心のわからない中年男って感じ」と、がっかりなため息を漏らしてしまいます。それもすべて木梨の“本気で笑っていない表情”や“哀愁ある佇まい”という、秀逸な演技がもたらしているのです。
物語は最終的に、なかなかの衝撃的なオチを迎えます。しかし、その展開すら「この人なら、そういう道を選びそう……」と納得させられてしまったのも、木梨の“ダメオヤジ演技”あってこそでした。
1999年放送のドラマ「小市民ケーン」(フジテレビ系)で、決断力も行動力もない情けない高校の歴史の教師・鍋島権(ケーン)を演じた木梨憲武。自他共に認める“小市民”という、実に主人公らしからぬキャラクターでしたが、ここでも味のある“うだつのあがらない男”をしっかり演じきっています。
憧れの美人歯科医と見合い結婚したものの、実は性悪な妻や生意気なその妹に振り回される毎日を送る鍋島権。学校でも生徒たちから信頼されず、まるで窓際族のような仕事ぶり。どのシーンにおいても、猫背気味のしょぼくれた後ろ姿が、とても寂しく映ります。
しかし、物語の途中で鍋島権は、妻から強力なバックアップを受けて、突如として自信満々の強気な男に変貌を遂げます。この前後での鍋島権のオーラの変貌ぶりにはビックリ! 「(本来のタレントとしての)木梨憲武ってこんな感じだよな~」と思いつつ、彼の“ダメ中年”を演じる才能が改めて実証されたような気がしました。
本作における“ダメオヤジ演技”をみると、やはり役者としての木梨憲武には、不安げで頼りなさげな態度と表情が、よく似合うように思うのです。
提供元:Yahooニュース