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「NYでも意外にウケた」長井秀和がコメディアン修業を語る(日刊ゲンダイDIGITAL)

「間違いない!」のフレーズでブレークしたお笑いタレントの長井秀和さん(48)。低迷した時期もあったが、最近は英語のレッスン講師としても活躍中だ。
◇ ◇ ◇
一昨年のアカデミー賞の司会者ってだれだったか覚えてます?黒人のノミネートが少ないことをちゃかしたり、女性差別をイジったりした黒人人気コメディアンで俳優のクリス・ロックです。彼が駆け出しのスタンダップコメディアン(漫談家)でニューヨークのコメディークラブのステージに立っていたところ、それを見たエディ・マーフィが大ヒット映画「ビバリーヒルズ・コップ2」(87年)にキャスティング。それを機にブレークし、テレビや映画で大活躍しています。
そんなクリスを知ったのは2000年くらいでした。字幕付きのDVDを買ってよく見たけど、まあ、面白いのなんの。際どい時事ネタや差別ネタで笑い飛ばし、それでいて問題の核心を突く。「漫談は毒があって風刺がきいてないと面白くない」と思ってるボクの理想のスタイルがそこにあって、とにかくカッコよかった。ただ、だんだんDVDの翻訳に物足りなさを感じて、英語があまりできなかったので独学で学びだしました。
03年に「間違いない!」のギャグで人気になったものの、日本だけじゃなく世界に通用するコメディアンを目指そうという思いが強くなったんです。テレビの仕事で海外に行って「コメディアンです」って自己紹介しても、英語でネタを披露できなかったら空回りするでしょ。それで思い切って休業し、ニューヨークに語学留学することにしました。
それが07年。結婚して子供もいたけど、身軽な単身を選びました。留学前の英語力は受験英語レベルくらい。英検とかでは準2級ほどです。ニューヨークでは昼は語学学校、夜はコメディークラブのステージという生活を丸1年。ラッキーだったのは現地に行って1週間ぐらいで日本人の人気コメディアン、RIO(小池良介)さんの紹介でコメディークラブに出入りできるようになり、2週間後にはステージに立つことができたこと。あまりにもトントン拍子に話が進むので、その瞬間「夢じゃないか」と思いました。
■政治、人種、宗教、下ネタでもウィットがあればウケる
拙いながらも必死で英語ネタを作り、初ステージ。ドキドキものでしたが、自分でいうのもなんですけど、意外なほどウケた。もちろん英語は下手っぴ。でも、お客さんは、承知の上だから結果オーライなんです。堂々とやればいい、恥ずかしがっちゃダメですね。
それからは暇さえあればネタ作り。内容は政治、人種、宗教、それに下ネタ。政治、人種、宗教なんて、日本じゃ普通は避けますよね。でも、アメリカでは毒があってもウイットがきいていればOK。結構、ウケる。
僕は日本人であることを武器にしてました。例えば、「アメリカ製のアダルトグッズのサイズはデカいけど、品質がいいのは日本製だ」なーんてね(笑い)。出演先は当初1カ所でしたが、次第に増えて週に2、3カ所になった。1ステージ5分から10分。長いと15分でギャラは1回5ドル。当時のレートで550円とか600円です。30ドルぐらいもらった時もあったけど、学生ビザで入国してるわけですし、目的はコメディアン修業。預金を取り崩しながらでしたが、不満はなかったです。
1年間で得られたのはチャレンジ精神と度胸が身についたこと。それと英語力はコスメや美容関係の企業さんから通訳を依頼されたり、企業向けのパーソナル英会話教室の講師を任されるほどブラッシュアップできました。
帰国後、お笑いとともに英語講師として二足のワラジを履けるようになったのはニューヨーク留学のおかげです。
提供元:Yahooニュース