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吉永小百合、制作費1億円ドラマ「海は甦える」で役作りに熱中 “4巨匠”が競作した番組間のCMも斬新(夕刊フジ)

【私だけが知っている女優・吉永小百合】1億円ドラマ
TBSの3時間ドラマ「海は甦える」(1977年8月29日放送)で、海軍大将、山本権兵衛(仲代達矢)の妻、トキを演じる吉永小百合(73)は、トキの故郷(新潟県菱潟村)を訪ねて役作りに熱中した。
単独で同行取材した私は、帰路の夜行列車で彼女と約4時間、グリーン車で向かい合って座り、おしゃべりを楽しんだ。
国民的スターと差し向かいで、こんなに長く話せたことは記者冥利につき、幸せであった。
それより3年前、15歳年上だったフジテレビディレクター(当時)の岡田太郎氏と電撃結婚していた彼女から「本当は相手は誰でもよかった。結婚して両親から逃げ出したかった」と車中で聞かされて衝撃を受けたが、この話は胸の中にしまっておくことにした。むろん、彼女から「秘密の話よ」とクギを刺されてもいなかったが…。
小百合と新潟に同行したのは土砂降りの6月。当時がどんな時代であったか少し触れておきたい。
私は小百合を取材したフィルムと書き上げた原稿を東京に着いた翌日の朝、港区内のスポーツ紙の社の受付に預け、その足で羽田空港に向かった。原稿を預けたのは、新聞社のデスクは正午ごろにならないと「出勤」してこないからである。
羽田には、東京12チャンネル(現テレビ東京)の広報マンが3紙の放送記者を待っていた。同局の人気時代劇「大江戸捜査網」(杉良太郎主演)が初めて敢行する沖縄ロケの取材旅行だった。
そのころの沖縄は、日本に返還されたとはいえ、自動車はまだアメリカと同じ右側通行。閣議で77年9月16日午前0時をもって、自動車は左側通行になることが決まっていた。
突然、舞い込んだ「テレビドラマ解禁の吉永小百合の役作りの旅」取材と沖縄取材の連投は、体には堪えたが、「沖縄の車の右側通行が見られるのもあと3カ月」という節目であった。
さて、話を「海は甦える」に戻そう。日立製作所1社の提供で、制作費に1億円が投じられたことも話題になったが、番組の合い間に流れたCMも斬新だった。浦山桐郎、恩田日出夫、羽仁進、吉田喜重の4巨匠の映画監督が「日立コマーシャル劇場」と銘打って各自が3分間のCMを競作して流したのである。作品の試写会にも政治家が顔を出すなど、吉永小百合がドラマに出ることは大ごとだったのだ。(フリーライター・中野信行)
■吉永小百合(よしなが・さゆり) 本名・岡田小百合。1945年3月13日生まれ、渋谷区出身。59年に映画「朝を呼ぶ口笛」でデビューし、公開中の「北の桜守」で映画出演120本目を記録。62年の映画「キューポラのある街」でブルーリボン主演女優賞を最年少(17歳)で受賞。20万枚のヒット曲となった「寒い朝」など歌手としても活躍。73年に15歳年上のフジテレビのディレクター岡田太郎氏(元共同テレビ会長)と結婚。2006年、紫綬褒章を受章。団塊の世代を中心とした熱烈なファンは「サユリスト」と呼称されている。
提供元:Yahooニュース