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おいしくない…近年CM事情 高額ギャラも企業不祥事で“2次被害” 仮想通貨流出騒動で出川がやり玉、ベッキーは復帰後初出演の不動産会社が1000億円トラブル(夕刊フジ)

売れっ子の証しでもあるCM出演。一方、タレントは企業イメージを壊さないためにも身辺に気をつけなくてはならない。ところが最近は、クライアント側の不祥事で、タレントが“2次被害”を受けることも。「お気の毒」としか言いようがないが、“炎上社会”と呼ばれる今、CMに起用されるのもオイシイことばかりではないようだ。
仮想通貨取引所「コインチェック」から580億円とも言われる仮想通貨「NEM」が流出した騒動は、その被害額の大きさもあり、大きな注目を集めた。
「コインチェック」のずさんな管理体制、安全対策に疑問の声があがる中、お笑い芸人、出川哲朗(54)が出演していたCMも注目されていただけに、出川自身が一部からやり玉にあげられる憂き目に遭った。
一方、不倫騒動で一時休業したタレント、ベッキー(34)も、復帰後初のCM出演となった女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営する不動産会社「スマートデイズ」が大トラブルを起こした。
今年1月、物件オーナーへの説明会を開き、オーナーへの家賃支払いが困難であることを説明したのだ。昨年秋から、オーナーに対して、サブリース賃料の支払い停止を一方的に通達。
オーナーの中には、ローンで1億円から3億円程度の物件を購入した人もおり、支払い停止によって返済できない状況に。被害総額は1000億円とも言われる騒動になっている。
そんな中、CMキャラクターを務めたベッキーにも注目が集まったが、芸能プロダクションのマネジャーはこう語る。
「出川さんも、ベッキーさんも運が悪いとしか言いようがない。被害者の中には『CMにタレントが出演していたから安全だと思った』との言い分もあるが、タレントをたたくのは筋違いだと思いますけどね」
そもそも、CMは古くから芸能関連ビジネスの中ではオイシイ仕事といわれている。
「テレビや映画に比べると拘束時間は短いのに高額ギャラが期待できるのです。タレントに知名度や好感度、話題性がないと来ない仕事なので、芸能界でもほんの一握りの勝ち組だけができる仕事なんです」(前出のマネジャー)
売れっ子の証しでもあるCMだが、仕事を受けるうえで取引先企業などを事前に調べることはないのか?
「正直、よく知らないクライアントなら、事務所側が多少は調べます。今はネットもあるので、昔に比べると調べるのもだいぶ楽ですが…。ギャラがギャラだけに、せっかくのオファーを断るのは、相当の覚悟が必要だと思いますよ」(同マネジャー)
芸能人を取り巻くCM絡みのトラブルは今後も増えそうである。
提供元:Yahooニュース