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公開中の米映画が「ウルトラQ」そっくりと話題に ヒロイン演じた桜井浩子さんの感想は?(産経新聞)

人口の増加問題を解決するため、人間を14分の1に縮小する技術が発達した世界を描いた公開中の映画「ダウンサイズ」が、懐かしのSF特撮テレビ「ウルトラQ」の一編と設定がそっくりで、半世紀前、ウルトラQに出演していた女優の桜井浩子さん(72)もびっくりしている。
「ダウンサイズ」の主人公ポール(マット・デイモン)は、低所得者でも安価なミニチュアの豪邸に住むことができれば裕福な暮らしが送れることから体の縮小を決意。しかし、一緒に小さくなるはずだった妻が翻意したため、単身ミニチュアの世界で暮らすことになった。
監督は「サイドウェイ」「ファミリー・ツリー」でアカデミー賞脚色賞を受賞し、人間ドラマには定評のあるアレクサンダー・ペイン。昨年開催された第74回ベネチア国際映画祭のオープニング作品だった。
「そっくり」なのは、昭和41(1966)年にTBS系で放送された特撮シリーズ「ウルトラQ」の第17話「1/8計画」。
「ウルトラQ」は国内初の本格的な特撮テレビ番組で、次作の「ウルトラマン」につながる怪獣ブームの火付け役となった。視聴率は毎回30%前後を記録、最高視聴率は第8話「甘い蜜の恐怖」の38.5%だった。
「1/8計画」も31.7%の高視聴率で、人口問題に対処するため人間や建物を8分の1に縮小する計画によって、シリーズのヒロイン、由利子が誤って小さくなってしまう…という話だ。
由利子を演じた桜井さんは「ダウンサイズ」について「“リアル1/8計画”ですね」と驚いた。「1/8計画」では人間が着衣のまま小さくなっていく様子が描かれたが、「ダウンサイズ」ではあらかじめ全身の毛をそり、腸内洗浄を行ってから全裸で縮小させる徹底ぶりだ。
桜井さんは「相当リアルで“ああ、なるほどな”と思った。もし『1/8計画』がこういう行程で撮ることになっていたら嫌だった」と笑った。
人間を小さく見せるために周囲のものを巨大に作って錯覚を起こさせる手法は両作品とも同じ。桜井さんも「セットが遊園地みたいだった」と当時を振り返った。
「ダウンサイズ」ではポールが巨大な離婚届にサインをするが、「1/8計画」でも巨大な鉛筆で由利子が「さようなら」と書くシーンがある。「撮影しながら『なんて書けばいいの?』って小さな声で尋ねると、監督の円谷一(はじめ)さんが『さようならって書け』『もっと大きく書け』と言う。(ポールが)『もっと大きく書いて』と注意されるのを見て、それを思い出した」
巨大な黒電話を使うシーンでも悪戦苦闘した。「石膏(せっこう)でできていて、『受話器を持ち上げろ』と言われても持ち上がらない。持ち上げたら反対側をぶつけて壊してしまった。(完成作では)寸前でカットになっています」
円谷一氏は「ゴジラ」などを手がけ「特撮の神様」と言われた円谷英二氏の長男。「1/8計画」のアイデアは、英二氏が自分の作ったミニチュアの家に人間が小さくなって住めたら…と思ったことがきっかけだったとする説がある。撮影は東京五輪が開催された昭和39(1964)年。高度経済成長期のまっただ中だった。
桜井さんは当時18歳。「ウルトラQ」の次作「ウルトラマン」でフジ・アキコ隊員を演じ、有名となった。
「ウルトラマンと比べると、化粧っ気もないし、素直さというか、ウルトラQのナチュラルさが『1/8計画』を嘘っぽく見せなかったのだと思います」
(WEB編集チーム 伊藤徳裕)
【ダウンサイズあらすじ】
ノルウェーの研究施設で人間を14分の1に縮小させる技術が開発された。経済的に苦しいポール(マット・デイモン)は、妻オードリー(クリステン・ウィグ)と体を縮小させて暮らそうとするが、直前にオードリーが翻意しポールだけ小さくなる。妻と離婚し新たな世界で生活を始めた彼は、ベトナム人女性の元政治活動家ノク・ラン・トラン(ホン・チャウ)に出会う。
■桜井浩子(さくらい・ひろこ)
昭和21(1946)年3月4日、東京都目黒区生まれ。昭和36年、東宝に入社しオール東宝ニュー・タレント1期生。「ウルトラQ」(同41年)の新聞社カメラマン・江戸川由利子役や「ウルトラマン」(同41~42年)のフジ・アキコ隊員役でブレークする。主な出演映画は「青べか物語」(同37年)、「江分利満氏の優雅な生活」(同38年)、「曼陀羅」(同46年)など。
提供元:Yahooニュース