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疑似家族がたどりつく人生の“真実”とは「anone」(夕刊フジ)

【TV視てますか?】
今季最注目の1本として毎週(2月21日は平昌五輪で1回飛んだが)、日本テレビ系『anone』にどっぷりつかっている。
名作と断言できる『Mother』(2010年)、『Woman』(13年)に続き、坂元裕二(オリジナル脚本)、水田伸生(演出)、田中裕子(出演)のトリオが満を持して醸し出すドラマ世界は圧倒的だ。
坂元は現在50歳。近年では、フジテレビ系の木10『それでも、生きてゆく』(11年)『最高の離婚』(13年)と月9『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(16年)、昨年はTBSで『カルテット』を手がけいずれも激賞された。いまのテレビドラマ界で最も優れた書き手と言っていい。
先の『Mother』『Woman』と今回の『anone』。いずれもタイトルは手書きのアルファベットだが、微妙に違う。そのドラマ作りにかける徹底した“繊細さ”が好ましい。
主演は19歳の広瀬すず。2015年に初主演し、長ぜりふを毎回こなすのに驚かされた日テレ『学校のカイダン』以来の連ドラだ。先日は映画『三度目の殺人』で日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞を受賞した。
その広瀬ふんする児童養護施設育ちの孤独な少女が、同じく孤独に生きる田中裕子(役名が亜乃音)、小林聡美、阿部サダヲと出会う。4人は全くの他人同士だが、元印刷所の田中の家で家族のように暮らし始める。そこに、元従業員で偽札作りをたくらむ瑛太が現れて…という話。
田中と広瀬は“疑似母娘”の関係であり、『Mother』『Woman』の変奏曲でもある。『anone』は全部小文字の“疑似英単語”。しかも180度回転するとほぼ重なる。これ、偽札作りの隠喩(いんゆ)と見てとれる。つまり、偽物=疑似を軸にした展開で人生の“真実”にたどりつくという希有な物語なのだ。(新橋のネクタイ巻き)
提供元:Yahooニュース