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小日向文世が照れ笑いしながら明かす 飄々とした「軽さ」を信じてくれた妻への愛情【今週グサッときた名言珍言】(日刊ゲンダイDIGITAL)

【今週グサッときた名言珍言】

「食えない時期を一緒に過ごしてるから、ちょっとやそっと食えなくても、へこたれない」
 (小日向文世/TBS系「人生最高レストラン」10月21日放送)

結婚、退所も“メンバーそっちのけ”…“裸の王様”嵐・二宮和也への困惑とファンの冷たい視線

 ◇  ◇  ◇

 日本を代表する名バイプレーヤーのひとりである小日向文世(69)。しかし、47歳で「HERO」(フジテレビ系)に出演し、ブレークするまで、仕事がなくて苦しんでいた。だからだろうか、「いまだに自信ないんですよ。“軽いヤツ″だなとか思われているんだろうなって」と苦笑する。そんな苦楽を共にした妻の強さを語った言葉を今週は取り上げたい。

 結婚したのは、小日向が39歳の頃。お相手は同じオンシアター自由劇場の劇団員だった。小日向は高校時代、油絵を描いており、美大を志したものの、それはかなわずグラフィックデザインの専門学校へ。写真学科に編入したが、この頃から役者に興味を持ち始め、やがて中村雅俊の付き人を務めるようになった。

 そして中村の勧めもあり、23歳の頃、自由劇場へ入団した。入団5年目で舞台「クスコ」に出演。自分の演技で観客が息をのむのを感じた。

「『時間よ止まれ』と思いましたよ。こんな幸せな瞬間をいつまでも味わっていたいと」(朝日新聞社「DO楽」09年8月25日)

 そこから舞台にのめり込んだ。劇団は42歳の頃に解散。この時、貯金ゼロだった。小劇場界では、名が知られた存在だという自負はあったが、事務所に所属しても、なかなか仕事は来なかった。そこからは、借金生活が始まった。

「事務所に前借り、前借り、借金。社長が『内緒だよ』って言って、借金させてくれたんですよね(笑)」(テレビ朝日「テレ朝POST」18年12月18日)

 毎日のように、妻と子供と一緒に公園に行く日々。近所の人からは「何をやっている人なのだろう」と思われていたのではないかと振り返る。そんな状況でも妻は「1日何もしてないんだったら、ちょっとバイトに行けば」などとは絶対に言わなかった。妻は小日向本人以上に自信があったのだ。彼の実力に。

「『そのうち回り始めると思っていた』って言ってました(笑)」(「テレ朝POST」=前出)

 お金も仕事もなくても、常に小日向を信じて寄り添ってくれていた妻。小日向が飄々(ひょうひょう)とした、いい意味での「軽さ」を持ち得ているのは彼女の存在が大きいに違いない。

 小日向は撮影が終わると、すぐ自宅に帰る、休みの日は一歩も家から出ないという。妻と一緒に家の中にいるのが好きなのだ。冒頭の番組で、小日向は妻への愛情を照れ笑いを浮かべながら明かした。

「たまに寝てる時に、あぁって触ってみたくなる時もある(笑)」

(てれびのスキマ 戸部田誠/ライタ―)

提供元:Yahooニュース
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