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ジャニーズ性加害問題でメディアの沈黙を引き起こした“ジャニ担”制度の弊害(日刊ゲンダイDIGITAL)

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【芸能界クロスロード】
ジャニー喜多川氏の性加害を増長させた要因の一つに挙げられた「メディアの沈黙」。NHK「クローズアップ現代」でも<ジャニーズが使えなくなったら番組ができなくなる><視聴者獲得のため>とテレビ関係者の話を紹介し、ジャニーズに対しメディアが忖度していたことを認めた。なぜ、忖度が生まれ、長きにわたり続けられてきたのか。
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キーパーソンになるのが通称「ジャニ担」と呼ばれるジャニーズ担当記者(リポーター)の存在である。原則、ジャニーズの話を取材・報道できるのはジャニ担に限られる鉄の掟がある。
「独自のネタでもまずジャニ担に相談。ジャニ担は事務所にお伺いを立て許可を得る。許可なく報じれば、ジャニーズに関する報道が以後、できなくなる。テレビは他の番組にも影響しかねない」(元スポーツ紙記者)
このシステムを構築したのがジャニー氏の姉、メリー喜多川副社長である。人気アイドルを盾に作り上げた権力でメディアを支配。メリー氏が決めた案件は絶対だった。森且行がオートレースでデビューした際、「元SMAPと入れるな」という理不尽な要請にもメディアは従う。メリー氏の意向は広報担当から副社長にまでなった白波瀬傑氏から伝えられた。7日の会見直前に白波瀬氏は辞任。会見に欠席したのもメディアからの追及を避けるためだったはずだ。
メリー氏の圧力に屈し忖度が当たり前になった多くのメディア。「ジャニーズは別」と半ば諦め、ジャニーズと穏便な関係を保つ潤滑油の役割を担ったのがジャニ担だった。
■まるでジャニーズ事務所の広報マン
「ジャニ担はまるでジャニーズから送り込まれた広報マンのように、メディア内でも顔を利かせ、白波瀬との間で取り決めたことを実行。他の人が口を挟む余地はなかった」(元芸能デスク)
ジャニ担にファンが多いことも関係を複雑にした。「好きなタレントを守りたい」というファン心理が働き、不都合な話にも違和感を持たない。
新社長に就任した東山紀之が2010年、ジャニ担の囲み取材で木村佳乃との結婚報告をした際のこと。ジャニー氏の誕生日に当たる「10月23日に入籍した」ことを明かしたが、肝心な相手の名前を言わない。木村との結婚はわかっていても、木村の名を言わない東山は「あまりに失礼」と業界内も呆れていた。うっかり言い忘れるわけがない。意図的に外したと思えた。
「結婚相手が女優の場合、顔を思い浮かべ家庭生活まで想像するのがファン心理。本人の口から女優の名前は聞きたくないもの。木村拓哉が妻の名を公で言わないように、東山もファンの気持ちを考慮したのでは」(同前)
ジャニ担に聞くと「気づかなかった」という人もいれば、「気づいたけど、スルーした」人もいた。
ジャニ担女子ならではの話もある。取材後、「誕生日おめでとう」とタレントに言われ「私の誕生日を覚えていた」と大感激。自慢げに話していた。
「ジャニ担の誕生日ぐらいスタッフが事前にチェック。タレントに教えて言わせているだけですよ(笑)」(元ジャニ担記者)
ジャニーズにとって操縦しやすい人をジャニ担にして「不都合な真実」を隠蔽した事例も少なくない。ジャニ担制を受け入れたメディアも猛省する必要があるが、ジャニーズも制度を廃止。開けたメディア対応も新幹部に求められる。
(二田一比古/ジャーナリスト)
提供元:Yahooニュース