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郷ひろみに始まり…“松田聖子的”生き方とは、欲しいものを次々と手に入れていくこと(池内ひろ美)(日刊ゲンダイDIGITAL)

【芸能界「男と女のラブゲーム」の末路】#6 松田聖子

 芸能界の不倫・熱愛報道を家族問題評論家の池内ひろ美が分析する。

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 日本一のアイドル松田聖子。中森明菜とは陰と陽で比較され、これまで数多く論じられてきましたが、私はユーミンとの対比のほうが興味深いと思います。九州・久留米から上京、アカ抜けない部分のあった松田聖子さん。一方、六本木の名店「キャンティ」に14歳で足しげく通うほど、すでに洗練されていたユーミン。当時の田舎には、キャンティのように大人に交じって刺激を得られる店は存在せず、福岡出身の聖子さんがデビュー後に都会的な憧れを次々と手に入れていく様子は見ていて心地よいものでした。当時、地方に住む女の子たちは東京という街に憧れていて、女性に大流行した「聖子ちゃんカット」も含め、松田聖子はその象徴だったともいえます。

 郷ひろみに憧れてデビューした2年目の1981年には、郷ひろみを手に入れます。更に、破局が報じられた1カ月後には神田正輝と、バブル時代のはじまりに「聖輝の結婚」と称せられる華やかな挙式披露宴(85年)を行います。

 それまでのアイドルは、恋愛しない・トイレにも行かなかったけれど、松田聖子は恋愛して破局して、結婚してもアイドル、出産後には「ママドル」という新しい肩書を作り、3年間不倫していたアメリカ人青年に暴露本(94年)を書かれるも、沈黙を守りました。

 97年、神田正輝と離婚した翌年には6歳年下の審美歯科医との再婚を発表。30代後半といえばもうオバサン、という概念をひっくり返し“年下男性との結婚もアリ”なのだと、多くの女性たちを勇気づけました。

 再婚から2年後、審美歯科医とは離婚してしまいますが、2012年に当時既婚者だった大学教授の歯科医と出会い、聖子さんからアプローチ。彼は離婚し、いわゆる“略奪婚”で聖子さん3回目の結婚を果たします。

■今を生きる女性たちにこそ必要なスタイル

 彼女の最もすごい面は、アメリカ人青年との不倫についても、歯科医の略奪婚もほとんど「社会的なバッシング」を受けなかったこと。欲しいものを次々と手に入れていく松田聖子的な生き方は、今を生きる女性たちにこそ必要なスタイルではないかと感じます。

 結婚して荒井由実から松任谷由実へと名前を変えたユーミンと、3度結婚してもずっと変わらない松田聖子。“新しい世界を見せてくれる”ユーミンと、“女の子の願望をかなえてくれる”聖子ちゃん。来年還暦を迎える聖子ちゃんは60代をシルバーと言わせない新たな恋の形を見せてくれるのではないでしょうか。

(池内ひろ美/家族問題評論家)

提供元:Yahooニュース
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