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日本の猟奇事件にインスパイア!? 賛否渦巻く『ハッピーエンド』での原点回帰(dmenu映画)


カンヌ国際映画祭で最高賞にあたるパルム・ドールを『白いリボン』(2009年)、『愛、アムール』(2012年)の2作連続で受賞する快挙を成し遂げた、オーストリア出身の映画監督ミヒャエル・ハネケ。特に『愛、アムール』は人間の老いと尊厳という普遍的なテーマを盛り込み、米アカデミー賞の外国語映画賞を受賞したほか、高齢大国ニッポンでも大きな反響を呼んだ。


それから約5年。フラッシュモブをテーマにした群像劇映画の企画が頓挫するなど、ファンをやきもきさせたハネケ監督だったが、とんでもない新作を生み出していた。それが昨年のカンヌ国際映画祭で賛否両論を巻き起こした、映画『ハッピーエンド』(3月3日公開)だ。映画監督としての名声を十二分に得た今、再び観客を挑発し、イラつかせる作風に先祖返りするという守りに入らない挑戦的姿勢は、もはや悟りの境地だ。
本作は、『愛、アムール』に主演した老俳優ジャン=ルイ・トランティニャンを同じ役名で起用し、その娘、息子、孫たちを中心としたセレブ家族の物語が描かれる。『愛、アムール』との関連を匂わせるが、登場する家族たちはかなりズレている。


妻殺し、母親毒殺、ゲス不倫、七光のボンクラ。そんな彼らが生きる日常に透けて見える移民問題と差別意識。ちなみにファンティーヌ・アルドゥアン演じる毒殺孫娘・エヴァは、2005年に静岡県で起きた女子高生による実母タリウム殺害未遂事件の加害少女がモデル。ハネケ監督曰く「劇中の重要なシーンでエヴァが“I★JAPAN”というTシャツを着ているだろう?あれは偶然だよ。フフフ」とのこと。


『愛、アムール』にも感情を激しく揺さぶるような、観ていて辛い場面もあったが、それぞれのキャラクターの感情も追いやすく、演出も含めて劇映画として“観やすい映画”の構造を保っていた。だが『ハッピーエンド』は登場人物たちの思考も演出法も含めて、意図的に観客の共感を拒むような作りになっている。


『愛、アムール』の作風から“ヨーロッパの社会派監督”などと思って鑑賞すると火傷する可能性は高いが、これこそがハネケ監督本来の姿。物騒な素材だらけの本作をハネケ監督自身「非常に皮肉を込めた笑劇(ファルス)だよ」と紹介している時点で、ミヒャエル・ハネケという人がどんな性格なのかおわかりいただけるだろう。

提供元:Yahooニュース
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