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映画レビュー「高野豆腐の春」|昔ながらの豆腐店を舞台に繰り広げられる心温まる物語(ハルメク365)

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女性におすすめの最新映画情報を映画ジャーナリスト・立田敦子さんが解説。今回は、多くの名作が誕生してきた広島県尾道を舞台にした、父娘のこころ温まる物語「高野豆腐店の春」。小さな町で周囲の人と支え合い、幸せに生きる姿に感涙を禁じえない作品です。下町情緒あふれる海辺の町、広島県の尾道(おのみち)は、小津安二郎(おづ・やすじろう)の「東京物語」、新藤兼人(しんどう・かねと)の「裸の島」、大林宣彦(おおばやし・のぶひこ)の“尾道三部作”などの舞台として映画ファンによく知られている。
「高野(たかの)豆腐店の春」は、そんな“映画的な”風景を持つ尾道で、小さな豆腐店を営む父親と娘の物語だ。ちなみに、高野(たかの)は主人公の姓であり、高野豆腐(こうやどうふ)専門店ではない。
妻と早くに死に別れた辰雄(藤竜也〈ふじ・たつや〉)は、離婚歴のある娘の春(麻生久美子〈あそう・くみこ〉)と二人三脚で、昔ながらの製法や大豆にこだわり豆腐を作って販売している。水、大豆、にがりというシンプルな材料で作る豆腐だが、その作り手によって味わいも変わる。同じように見えても、しっかりとしたいい大豆で、丁寧に作られた豆腐は、確かにおいしい。
豆腐を愛する三原光尋(みはら・みつひろ)監督は、この豆腐というシンプルな食べ物に、人生の滋味を投影させる。
東京への進出を拒み、かたくななまでに昔ながらのやり方にこだわる職人気質の辰雄は、一見、時代遅れに見えるかもしれない。けれど、この映画は、“変わらないもの”の美しさにスポットライトを当てる。旧知の人たちと支え合う小さな町の温かさ、穏やかな暮らしの中のささやかな幸せ。
物語は、持病の悪化により娘の行く末を心配した辰雄が、娘の再婚相手を探そうと奔走するユーモアあふれるストーリーを軸に展開するが、辰雄が病院で知り合う同世代の女性ふみえ(中村久美〈なかむら・くみ〉)との交流には心を打たれるものがある。
戦争の傷痕を背負い生きた世代には、子ども世代には決して理解できないであろう“連帯”がある。哀しみも憤りもやるせなさも心の奥に秘め、ひたすら与えられた命をまっとうする。ラスト20分は感涙を禁じえない。
■「高野豆腐店の春」
妻を早くに亡くした高野辰雄は、娘の春と二人で豆腐店を切り盛りしている。だが、持病の心臓病が悪化、自分が亡き後の春の行く末を案じた辰雄は、春に伴侶を見つけようとお見合い作戦を実行する。
監督/三原光尋
出演/藤竜也、麻生久美子、中村久美、徳井優、山田雅人、日向文、竹内都子、菅原大吉他
企画・製作/アルタミラピクチャーズ
配給/東京テアトル
2023年8月18日(金)より、シネ・リーブル池袋、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座他、全国公開
提供元:Yahooニュース

