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ヒュー・ジャックマンが語る映画『グレイテスト・ショーマン』(ぴあ映画生活)

ヒュー・ジャックマンが主演を務めるミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』が本日から公開されている。本作は“地上最大のショー”をうたったステージで人々をわかせた実在のショーマンをモデルに、夢を追う人々の姿を描いた作品だが、ジャックマンはグレイテスト・ショーの舞台は、劇中に登場する華やかなステージではないと考えているようだ。タイトルにもなった“グレイテスト・ショー”の舞台はどこにあるのだろうか?
『グレイテスト・ショーマン』その他画像
19世紀半ばのアメリカで活躍した興行師P.T.バーナムをモデルにした映画を思いついたのは、2009年にジャックマンが司会を務めたアカデミー賞授賞式でプロデューサーを務めたローレンス・マークだった。「彼から“ヒュー、君はオスカーの司会もしているし、ブロードウェイにも出演しているけど、映画ではウルヴァリンばかり演じているじゃないか”って言われてね(笑)。確かに僕は自分に近い役をそれまで演じてこなかったし、バーナムは夢や想像力について描くミュージカルには絶好の題材だったんだ」
そこでジャックマンとマークは企画を進め、実写版『美女と野獣』の監督としても知られるビル・コンドンも加わって、脚本づくりが進められた。映画は家族を愛し、成功を手に入れようともがく主人公バーナムが、人々から見捨てられていた者たちを仲間に引き入れ、まだ誰も観たことがないステージを実現させるべく奔走する姿が描かれる。
劇中には華麗なダンスや、主題歌『This Is Me』をはじめとする美しい楽曲が次々に登場するが、物語はバーナムのさみしい幼少期から始まる。幼くして家族を失い、貧しく、孤独な少年の姿を描くことが、本作では極めて重要だとジャックマンは考えている。「バーナムは貧しい環境で育ったので、とにかく生き延びたい、サバイバルしたいと思っているんだ。その上で、自分と同じように社会から見捨てられた人たちと一緒に行動して、共に自分らしさを発揮したいと考えるようになるんだ」
そこでジャックマンは、本作を演じる上でダンスや歌と同じぐらい、バーナムの中にある“欠け”を表現することに力を注いだようだ。「バーナムはいつも心に不安を抱えていて、経済的にも成功したいし、よい結婚生活もおくりたいけど、何よりも“人から認められたい”と考えている男なんだ。でも同時に彼は“自分の中には欠けている部分があるから、自分は成功や愛を得る資格がない”とも考えていて、さらに外へ外へと出かけていって成功を求めようとする。彼の妻はかしこくて、理解力のある女性だから、バーナム以上に彼のことをわかっていて、彼を支えるし、忍耐力をもって接するけど、時に必死になって成功を追い求める人物は、誰が一番大切で、誰が自分を支えてくれるのか忘れがちなんだ」
人から認められたいバーナムは、仲間を得て、ショーを成功させた後もさらなる成功を求めて奔走し、愛する仲間や家族を失いそうになる。そこで観客は、タイトルの“グレイテスト・ショー”がド派手なミュージカル場面ではないことに気づく。「この映画の最初に“ザ・グレイテスト・ショー”というナンバーが歌われて“すべてのものはここにあるよ”って内容の歌詞なんだけど、物語が進んでいくと、この歌が指している“ここ”というのは、家族のいる家のことだとわかるんだ。バーナムが帰宅すると、そこには愛する妻と子どもたちがいる。それこそが“グレイテスト・ショー”なんだよ! それは人生で最も大事なことだし、僕も私生活で同じことを考えているよ」
ジャックマンは、家族を愛し、仲間を愛し、夢を追うバーナムにシンパシーを感じたからこそ、数々の苦難を乗り越えて、本作を実現できたという。「演技を始めた頃は、仕事をもらえるだけで本当にありがたかった。選択の余地なんてなかったし“歯磨き粉のコマーシャルに出られる! これで今月の家賃が払えるぞ!”って感じだったんだ(笑)。現在は脚本や監督にも意見を言える立場になったけど、自分が心の底から語りたいと思える作品をできていると思う。この映画を実現させるのに7年半もかかってしまったし、リスクの高い企画だからプレッシャーもあったけど、僕はバーナムと同じように自分を信じて進むことができたし、最終的には大きな満足感を得ることができた。もちろん、現在みたいな選択ができる立場にずっといられるかどうかはわからない。でも、自分が心から信じて決めたことなら、失敗してもかまわないと僕は思っているんだ。過去に人から“あなたのキャリアにはこの役が必要なんじゃない?”なんて言われて、いまいち納得しないまま演じて失敗したときは本当にみじめな想いをしたよ。でも自分が信じてやったことならば、仮に間違えたって“ああ。間違えちゃったな”ぐらいで済むものなんだ(笑)。それは本当に自分が信じてやったことだからだよ!」
バーナムと仲間たちは、人々から見捨てられながらも自分を信じて夢を追い、金銭的な成功や社会が与える名誉よりも大事な“グレイテスト・ショー”を手に入れる。予告編やCMで観たド派手なシーンよりも温かく、親密で、あなたの心に響くショーが本日、開幕する。
『グレイテスト・ショーマン』
公開中
提供元:Yahooニュース