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美脚美女に踏まれ、蹴られ…谷崎作品が描く“フェチ”の奥深き欲求(dmenu映画)

人は誰でも何かに対して強いこだわりを持っているもの。一口にこだわりと言っても、広い意味がありますが、身体の一部や物質への偏愛を示す“フェチ”もその一つです。今では一般化した“フェチ”という言葉ですが、どこか背徳的な意味合いを含み、映画や文学の世界でもテーマとしても何度も取り上げられてきました。そして間もなく、そんな特殊すぎて人には言えないような歪んだ欲求を、とことん描いた映画が公開されます。
その作品こそ、谷崎潤一郎の作品を映画化するプロジェクト「谷崎潤一郎原案/TANIZAKI TRIBUTE」の第2弾となる『富美子の足』(2月10日公開)です。
谷崎といえば、“フェチ”を芸術へ昇華させたフェチ文学の第一人者。24歳の頃に処女作となる短編小説『刺青』を発表し、その後1965年に亡くなるまで小説に止まらず、戯曲、エッセイ、映画シナリオなど多方面で、女性への偏愛やマゾヒズムをモチーフにした耽美的な世界観の作品を多数残してきました。
作品だけでなく、自身もマゾ&脚フェチとしても知られる谷崎。義理の娘である渡辺千萬子という女性に当てた手紙の中で「薬師寺の如来の足の石よりも君が召したまふ沓(くつ)の下こそ」という短歌を送っています。意訳するなら“薬師寺の如来像の足元で永遠に眠るよりも、君が履いている靴に踏まれて眠りたい”という内容になります。そんな谷崎の脚への偏愛は『富美子の足』にも大いに反映されているのです。
現代風にアレンジされている『富美子の足』。富豪の老人・塚越(でんでん)は風俗店で見つけた富美子(片山萌美)を愛人として迎え入れると、彼は富美子の美脚を偏愛し、慈しむことで悦びを覚える毎日を送っています。それだけでは飽き足らない塚越は、フィギュア作家で甥の野田(淵上泰史)に、富美子の等身大フィギュアの制作を依頼しますが、野田も次第に脚の虜になっていき……。
本作の見どころは、片山の美しさと、美脚に狂わされていく男たちの姿。スラっと伸びた美脚を舐めまわしたり、噛んだり、時には罵倒されながら蹴られたりと、狂気の描写がてんこ盛り。
個性派俳優たちが、目の焦点が合ってないかのような恍惚の表情を浮かべながら、脚を追い求める姿は衝撃的です。脚一つに異常な執着を燃やす姿からは、フェチの世界の奥深さすら感じることができます。
提供元:Yahooニュース