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真摯なマイケル・ファスベンダーは近々オスカー俳優になる!(Stereo Sound ONLINE)


インタビューを中心に活躍する映画ライター・金子裕子さんが、これまで実際にあったスターについて語ります。(Stereo Sound ONLINE)

【画像】セックス依存症の男性を演じた『SHAME -シェイム-』のBlu-rayジャケット




 いまさらだけど、私は美しい男が好き。目元がすっきりしつつ目力が強く、口元が愛らしい感じ。もちろん、顔のフォルムもなだらかで柔らかい曲線が好ましく、お肌もツルツル、ピカピカがいい。ゴツゴツしたタイプには目もくれない。まぁ、いわゆる典型的なイケメンが好きというだけだが……(苦笑)。


 この偏った好みのせいで、“未来の大物“の発見を予感できないことがある。『トゥームレイダー』(01年)のダニエル・クレイグしかり、『アナザー・カントリー』(84年)のコリン・ファースしかり。マイケル・ファスベンダーも、そのひとりだった。


 近く日本公開される『アウドサイダーズ』で、逞しい上半身をさらしているファスベンダーを観て、いまさらながら「失礼しました!」と、密かに詫びを入れた。16年に製作されたこの作品は、犯罪ファミリーに生まれ育ちながらも、2人の子供のために真っ当な暮しをしようと苦悩する男と、そのファミリーの相克を描いたもの。


 強盗を生業(なりわい)とする危険な犯罪者でありながらも、どこか繊細で脆い部分を共存させた“アウトサイダー”になりきって、観る者の共感を煽る。文句なく巧いし、なによりチャーミングだ。



■無機質なアンドロイドは礼儀正しかった


 ファスベンダーが脚光を浴びたのは『300<スリーハンドレッド>』(07年)。そのマッチョな肉体に女性ファンは驚喜した。続く『HUNGER/ハンガー』(08年)では、実在の政治犯を演じて演技的な評価も高まり、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(11年)に抜擢された。


 ばかりか、同年の『SHAME -シェイム-』ではセックス依存症の男を演じ、ジョージ・クルーニーも嫉妬したという全裸演技で“セクシー・シンボル、ナンバーワン!”とも称された。しかし、私的にはそれなりに巧いし、セクシーだとは思ったものの、肝心のときめき心にスイッチが入らなかった。


 ファスベンダーに初めて会ったのは、12年5月のロンドン。じつは、その取材対象となった『プロメテウス』(12年)で、無機質なアンドロイドを演じたファスベンダーを初めて「美しい!」と思っていた。実物の彼は穏やかで礼儀正しく、落ち着いていた。


 「役作りには『アラビアのロレンス』のピーター・オトゥールの存在がおおいに役立った。それからリドリー・スコットから提案された『召使』のダーク・ボガードもね。なぜかわからないけど、僕自身は脚本を読んだときからオリンピックの飛び込み選手グレゴリー・ローガニスのことが思い浮かんで、彼の体つきや歩き方なども意識した」


 「僕の場合は、いつも役に体から入っていくんだ。それとキャラクターの足、重さということを考える。キャラクターの中には物腰が軽やかで、天から引っ張られ散るような感じの者もいれば、逆に地球の奥底から引っ張られているかのような者もいる。その両方に属さず、中間もあるし。そういうことからスタートして細かいディテールを、じっくり脚本を読みながら時間をかけて作っていく」……。



■スティーブ・マックィーン監督にどこまでも付いていく


 思い返せば、当時、35歳になったばかりの、若者と言っていい年齢だったけれど、すでに俳優としても男としても“成熟”の香りが漂っていたことに、あらためて驚く。そのいっぽうで、話が趣味に及ぶと、よく観戦に行くF1レースについて目を輝かせて語りだすのが可愛かった。


 「じつは、カーレーサーになりたかった。でも、そう思った時は年を食い過ぎていてね。だから、俳優のスティーブ・マックィーンやポール・ニューマンは、憧れの存在。僕とは別格だけど。で、次はロックスターになりたかったけれど、まったく才能がなくて(笑)。俳優は3番目の選択だった。そう、いまでも、諦めきれずに自宅で車をいじって改造したりしている。そんな時間が、すごく安らぐんだよ」


 翌13年には『悪の法則』(13年)のプロモーションのためにニューヨークで再会。前作が大成功をおさめてスターの輝きを放ってはいたけれど、真摯な人柄は変わらず。


 「『HUNGER/ハンガー』と『SHIME-シェイム-』に起用してくれたスティーブ・マックィーン監督は、僕の人生の鍵を握っている人物であり、すべてを与えてくれた人。どこまでも付いていくよ」


 その言葉通り、13年に公開された(編集部註:日本公開は14年)『それでも夜は明ける』では、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、推しも推されぬハリウッドスターの座を獲得。これも、マックイーン監督に与えられた栄誉だった。



■昨年10月に女優のアリシア・ヴィキャンデルと結婚!


 ファスベンダーのその後の快進撃は、言わずもがな。『X-MEN』シリーズに出演しつつ、『スティーブ・ジョブズ』(15年)ではアカデミー賞主演男優賞候補になり、そのいっぽうで『マクベス』(15年)や『光をくれた人』(16年)など小品で、演技の真髄を見せつける。シェークスピア劇から濃密な愛のサスペンスまで。


 さらに、冒頭で紹介した『アウトサイダーズ』のようなワイルドで哀愁漂う犯罪者まで完璧になり切って演じ分けてしまう実力と幅の広さには舌を巻く。


 まぁ、『光をくれた人』で共演したアリシア・ヴィキャンデルが惚れるのも当然。交際開始から3年後の17年10月に結婚をしてちゃんとけじめを付けているのも、大人のファスベンダーらしい。


 ちなみに、新妻は『リリーのすべて』(15年)で一足お先にアカデミー賞助演女優賞を獲得しているから、妻に頭が上がらないって? いえいえ、大丈夫。ファスベンダーも、ここ数年のうちに必ずオスカー像を手にするから。それ、もう、確実のお約束です!



【金子裕子/かねこ・ゆうこ】

映画ライター。美しい俳優や個性的なクリエイターに出会えるこの職業が天職と思い込みウン十年、ハリウッドに通い続ける。好きなジャンルは、出来の良いラブストーリーと青春映画。女性誌を中心に、映画紹介やインタビュー記事を執筆している。


■『アウトサイダーズ』作品情報

監督:アダム・スミス

出演:マイケル・ファスベンダー/ブレンダン・グリーソン

原題:TRESPASS AGAINST US

2016年/イギリス/99分/シネスコ

配給:トランスフォーマー

2018年2月10日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋他にて全国順次公開

提供元:Yahooニュース
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