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黒木華が演じる西郷どん妻、岩山糸の素顔は「烈女」 ジャーナリスト・岡村青氏が考察(夕刊フジ)

NHK大河ドラマ「西郷どん」では、西郷隆盛の3人目の妻となる岩山糸を、女優の黒木華が演じている。番組のホームページは「好奇心旺盛で、ときに無類の行動力を発揮する芯の強いおてんば娘」と紹介しているが、どんな女性だったのか。ジャーナリストの岡村青氏が考察した。
糸を一言で例えれば「烈女」、これに尽きる。天保14(1843)年生まれ。21歳で、37歳の西郷と結婚した。ともに再婚だった。薩摩藩士・有川矢九郎が、半ば強引に遠縁の糸を引き合わせた。西郷が遠島となっていた沖永良部島から帰還して約1年後だった。
明治10(1877)年発行の新聞「東洋奇事新報」3号が、糸の気丈さを「西郷隆盛公ノ内室」という記事で紹介している。
同紙は、糸について「武士の妻となる身の勇ましさ」「国の為には死をも惜しまじ」と評し、女性隊長として流血と兵馬のあいだを疾駆し、その姿は「巴御前(ともえごぜん=木曾義仲の愛人である女武者)モマタコレニ過ギザルベシ」とたたえている。
西南戦争の末期、西郷は鹿児島・城山の洞窟に籠城する。糸は夫のため、新しい着物と帯を使用人に届けさせた。西郷の死後、弟の西郷従道の義父で、大蔵官僚の得能良介から多額の香典が届けられたが、糸は次のような文面で拒否した。
「夫は戦死し、家屋道具類はみな焼失したるゆえ思し召しは重々かたじけなけれども、夫の存命中に開墾したる土地もあり、差し向き暮らしに差しつかえることもなし。また後日にお願い申す筋もあらん」
得能は、大久保利通と連携して「征韓派」の西郷を追及した。糸にすれば「夫の政敵」と思ったのだろう。使用人に香典を持たせ、東京の得能家まで返却させたという。
従道は生家の荒廃ぶりに心を痛め、建築資金提供を申し出たが、糸はこれも拒否した。従道は仕方なく、西南戦争で戦死した末弟・西郷小兵衛の子(3歳)の名義で再建した。
糸は、大正11(1922)年6月、79歳で没する。武士の妻として終始、西郷を慕い続けた気丈な女性だった。
明治31(1898)年12月、東京・上野の西郷隆盛銅像除幕式で、糸は「やどんしは、こげな人じゃなかったこてぇ」(=私の夫はこんな人ではなかったのに)と語ったとされる。思慕の強さゆえかもしれない。
もっとも、除幕式に糸が出席したかは現時点では不明であり、この言葉も疑問視されている。
提供元:Yahooニュース