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フェティシズムの極致!“谷崎オタク”の選ぶ谷崎潤一郎原作の「神映画」トップ3(dmenu映画)

1月27日公開の『神と人との間』は、近代文学を代表する文豪・谷崎潤一郎の小説を原案とした恋愛映画だ。町医者の穂積とその親友・添田は、ともに熱帯魚店の店員・朝子に恋をする。穂積は親友に朝子を譲り、添田と朝子は結婚するが、添田は新婚にもかかわらず愛人を作って朝子を虐待するようになる……というストーリー。この話は、谷崎が親友である佐藤春夫に妻を譲渡したという“実体験”に基づいているというから驚きだ。
本作は、「谷崎潤一郎原案/TANIZAKI TRIBUTE」と銘打たれたプロジェクトの第1弾。今年、谷崎作品の中でもこの『神と人との間』のほか、『富美子の足』『悪魔』の3篇が、それぞれ異なる監督の手によって、同プロジェクトで順次映画化されるのだ。2018年はまさに“谷崎イヤー”、彼の紡ぐ耽美的でエロティシズムあふれる世界にいつ浸る? 今でしょ! と言いたくなる。
そこで、谷崎作品を片っ端から読み漁り、代表作に至っては「読み直し用」「保存用」「布教用」と3冊ずつ保管している谷崎フリークの筆者が、数ある谷崎原作の映画作品から「これぞ!」と思う3作品を紹介したい。
原作となるのは谷崎潤一郎の処女小説『刺青(しせい)』。原作は「美女の玉のような肌に刺青を彫りたい」という秘めた願いを持つ腕利きの彫り師・清吉が理想の娘と巡りあい、心血を注いで彼女の背中に巨大な蜘蛛の刺青を彫るという内容だ。わずか10ページほどの短編ながら、谷崎の足フェチぶりと「美しいものは強く、醜いものは弱い」と清々しいほどの耽美主義が貫かれている。
『刺青』は谷崎作品の中でも人気が高く、これまでに6本の映画が製作されている。その中でも『刺青 匂ひ月のごとく』は、谷崎文学の官能性にミステリーを取り込んだ意欲作だ。
舞台は現代、美しく才気あふれる姉にコンプレックスを持つ恋愛経験ゼロの妹が、姉の恋人を奪ってしまったことから彼女の怒りを買ってしまう。姉に陥れられ、謎の彫り師の元に送られた妹。そこで彫られた鳳凰の刺青によって魔性を開花させていく様が妖艶に、生々しく描かれていく。
原作では、身体に蜘蛛を彫られた娘は「親方、私はもう今迄のような臆病な心を、さらりと捨ててしまいました。──お前さんは真っ先に私の肥料になったんだねえ」と妖しく語るが、主演の井村空美が原作に勝るとも劣らない蠱惑的な演技を見せてくれる。
提供元:Yahooニュース