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阿川佐和子さん、悩みは「“見知らぬ人”に救われる」?心がラクになる納得の解決法(婦人画報)

作家・エッセイストの阿川佐和子さん。初エッセイが掲載されたのは、40年ほど前の『婦人画報』でした。いまでいう"アラサー"時代の阿川さんは、テレビの仕事や雑誌の連載を手掛け、華やかなキャリアを歩む輝かしい存在でありましたが、その胸の内には、できない自分への不安や恐ろしい父の存在、高まる結婚願望があったと言います。

求められるままに恐る恐る、書くことも、聞くことも、話すこともやってきたとおっしゃるのですが、いまでは170万部超のベストセラー作家であり、5年前には"嫁になる"という若きころからの夢も叶えられました。そんな阿川さんに、どうやっていまの境地に辿り着かれたのかをお聞きしました。

阿川佐和子(あがわさわこ)●東京生まれ。作家、エッセイスト。報道番組のキャスターを務めた後に渡米。帰国後、エッセイスト、作家として活動。『ああ言えばこう食う』(檀ふみとの共著)で講談社エッセイ賞など受賞多数。エッセイ『聞く力』はベストセラー。作家、阿川弘之を父にもつ。阿川さんのうつうつとした悩みを吹き飛ばした、強烈な思い出のひとつは、高校時代に遡ります。勉強のこと、試験のこと、友達のこと、そして怖い存在であった父、作家の阿川弘之さんのこと。何もかもが嫌で、下校時にとぼとぼ歩きながら思わず「死にたい…」とつぶやきが口から出てしまったところ、前を行く同じ学校の生徒が振り返りざまに言った言葉が「死ねば?」。

バッサリとしたひと言を食らったその瞬間、笑いが爆発し「誰が死んでやるもんか!」と思ったそう。そのときの思いは忘れられないと言います。「ある種のショック療法ですよね」本気でそう思ったわけではないし、単なる甘えだったと思う、と阿川さん。どんなに苦しく辛いときも、もう動けない…と思ったときも、どんよりの正体は、たくさんの悩みの集まり。ときほぐすことができれば光は見えてくるはず。何がいちばん辛いのか。何が嫌なのか。頭の中で整理する、あるいは人生相談に投稿するつもりで書き出してみる。「時間と距離を置けば、たいていのことは死ぬほどのことじゃないと気がつく。そういう繰り返しが大切だと思うんです」

「例えば、母と言い合いしちゃった。気まずい。一夜明けて、思い切って声をかけた。あら、おはよう、なんて案外、相手はそんなに気にしてなかった。これで一個、解決。ちょっと便秘気味で辛い。薬を飲もう。一個、解決。もう無理!ってほど仕事が溜まってる。そんなときも、とにかく全部書き出してみる。そして手を付けやすいものからやってみる。原稿ひとつ終わった。消す。また次に手を付けて終わらせる。そんなふうに自分にエンジンをかけていくってことは、よくやります」

提供元:Yahooニュース
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