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"ヨゴレ"厭わず 常に前向きな「悪女」だから菜々緒の好感度は落ちない【今週グサッときた名言珍言】(日刊ゲンダイDIGITAL)

【今週グサッときた名言珍言】

「怖い役やってると(プライベートで)変な絡み方されない」
 (菜々緒/フジテレビ系「ぽかぽか」1月12日放送)

菜々緒「忍者に結婚は難しい」はアンジー&ブラピ“スパイ夫婦映画”彷彿…ツボ視聴者は誰?

 ◇  ◇  ◇

 自分が1番だと思うランキングを考案する番組の企画でも「悪女役が似合う女優といえば?」を挙げ、予想通り1位を獲得した菜々緒(34)。代名詞となった「悪女」役を演じて良かったことを語った一言が今週の言葉だ。

 菜々緒は幼い頃、アニメ「美少女戦士セーラームーン」にハマり、幼なじみの佐藤かよと“セーラームーンごっこ”をして遊んでいた。その時、決まって菜々緒は「絶対セーラームーンの座を譲らなかった」という(ナターシャ「映画ナタリー」21年1月6日)。何かにハマることのない彼女にとって唯一ハマったアニメだった。

 その「セーラームーン」がリメークされた劇場版「美少女戦士セーラームーン Eternal」(東映=21年公開)でも、彼女は悪役であるネヘレニアの声をあてた。悪女役の集大成と位置づけ、「今まで演じてきた役を観ていただけたおかげでこの役のオファーが来た。ネヘレニアを演じなければ、うさぎちゃんと対話する世界線は生まれなかった」(「映画ナタリー」=前出)と喜んだ。

 そんな彼女は自分の強みを「NGがないこと」と語っている。「与えられた役を基本的にすべて受け入れるのが大切だと思っていて。『こういう役でこういうことをしてほしい』って言われたことで、抵抗のあることは今までなかった」(光文社「CLASSY.web版」21年11月19日)と。

 モデルを志すも、決して最初から順風満帆ではなかった彼女。テレビに活動の場を移して間もなくの2010年、準レギュラーに起用された「くだまき八兵衛」(テレビ東京系)では初回の出演時間はわずか9秒で、顔もテロップなどでほとんど見えないまま、一言しゃべるだけという出番からのスタートだった。

 番組で任されたのは、ひわいなセリフを連発する「妄想居酒屋」というコーナー。さらにはマジックミラー号に水着姿で乗り込んだ。

“ヨゴレ仕事”と言っても過言ではない。けれど、それが大きな転機となった。それまで決まったセリフを言うことしか許されなかったが、自由に名倉潤や河本準一との掛け合いができるようになった。実力が認められ、番組100回目でMCに昇格したのだ。

 そんな経験をしている菜々緒だから、俳優として悪女を演じることに抵抗なんてあるはずもない。“ヨゴレ仕事”もいとわず、常に前向きに取り組む姿勢があるからこそ、悪女を演じても好感度が落ちない。それどころか、上がってしまう稀有な俳優になり得たに違いない。

(てれびのスキマ 戸部田誠/ライタ―)

提供元:Yahooニュース
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