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ロイホで大炎上しても、『ジョブチューン』が「超一流料理人ジャッジ」を続ける理由(現代ビジネス)

 11月26日に放送された「ロイヤルホスト×超一流料理人」が猛烈な批判を集めたばかりの『ジョブチューン』(TBS系)。わずか2週間後の12月10日、今度は「Cook Do×超一流料理人」が放送される。

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 これまで同番組の超一流料理人ジャッジ企画は、その大半が飲食チェーンで、時にコンビニエンスストア、スーパーの惣菜、冷凍食品などがフィーチャーされてきたが、今回のCook Doは味の素のレトルト調味料シリーズ。

 飲食店のメニューでも調理済みの料理でもなく、料理人とは別の知識や技術が必要な商品だけに、「レトルトまで料理人がジャッジするのはおかしくないか?」「庶民が食べるレトルトを超一流料理人にあれこれ言われたくない」「レトルトは料理人より味の素のほうが詳しいのではないか」などの批判が飛び交う可能性は決して低くないだろう。

 『ジョブチューン』は元日放送の「大手コンビニ3社VS超一流料理人」でも、おにぎりに対するある料理人の言動が批判を集めたことが記憶に新しい。それ以前の放送も含め、これまで何度となく厳しい声にさらされながら、なぜこの超一流料理人ジャッジ企画は継続しているのか。 超一流料理人ジャッジ企画が放送され続けている最大の理由は、「現在はこの企画が数字を取るという意味で、高視聴率ではないもののベターだから」に他ならない。

 同番組は2013年2月にスタートしたが、当初は「各業界のプロフェッショナルたちが衝撃のぶっちゃけを大披露」というコンセプトだった。警察、医者、アスリート、農家、漁師、教師、その他の職人など、さまざまなプロフェッショナルを週替わりでピックアップしていたが、2015年あたりから芸能人とグルメの割合が増えはじめる。今思えばここが最初のテコ入れだったのだろう。

 人気シリーズの警察や医者こそ残されたものの、それ以外の職業は明らかに減り、大規模な飲食チェーンを扱う頻度が年を追うごとに増していった。それでもまだ「プロフェッショナルのヒミツをぶっちゃけます」というコンセプトは変わっていなかったが、2017年の11月11日にメイン企画として「スシローのネタを超一流の寿司職人がジャッジ!」が放送される。ここが現在に至るターニングポイントだったのではないか。

 その後、2019年5月からメイン企画のほとんどが超一流料理人ジャッジ企画に激変。今年もここまで20回中18回で超一流料理人ジャッジ企画が放送されてきた。

 録画機器の発達や配信環境の整備などでリアルタイム視聴が減り、とりわけコロナ禍に見舞われて以降、全局の視聴率が下がり続けている。なかでも土曜ゴールデンタイムは少しでも視聴率を稼ぎたい時間帯だけに、対象をレトルトに広げて超一流料理人ジャッジ企画を放送するのは、それなりの数字を獲れるからだろう。

 また、飲食チェーンを中心にコンビニ、スーパーなどをピックアップする超一流料理人ジャッジ企画は、現在民放各局の重点ターゲットである「ファミリー層の個人視聴率を狙える」ことが大きい。

 ネットの普及と進化で個人の趣味嗜好が細分化された結果、コンテンツの種類が増えた一方で、共通の話題となり得るものが減ってしまった。それは家族の中でも同じだからこそ、「親しみがある」「すぐ食べられる」飲食チェーン、コンビニ、スーパーは共通の話題となりうる貴重なコンテンツ。超一流料理人ジャッジ企画は、「学校や会社が休みで家族が集まる土曜夜に合う企画だから放送され続けている」のは間違いないだろう。

提供元:Yahooニュース
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