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父は千葉真一、兄は新田真剣佑! 眞栄田郷敦が父親に「芸能界やめろ!」と言われた理由(文春オンライン)
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“強烈な目力”が一転、“生気の消えた目”に――。
長澤まさみ主演のドラマ「エルピス」(フジテレビ系)で、冤罪事件の真相を追う若手ディレクター役を熱演しているのが、眞栄田郷敦(まえだごうどん)(22)だ。
【画像】4歳上の兄・新田真剣佑
◆ ◆ ◆ ドラマ関係者が語る。
「重いテーマのドラマですが、現場は明るい。郷敦も、鈴木亮平から『どんどん』というあだ名でツッコミを受けたりしています」
そんな郷敦の父は、アクション俳優の草分け的存在として知られる故・千葉真一だ。千葉は1994年に野際陽子と離婚後、96年に28歳年下の京都の元芸妓と再婚。2人の間にはこの年に長男で俳優の新田真剣佑(あらたまっけんゆう)が、2000年に次男の郷敦が生まれた。
千葉親子と交流が深いJAC(ジャパンアクションクラブ)現代表の西田真吾氏が振り返る。
「千葉さんは当時、ハリウッドを目指しており、郷敦もロスで育ちました。だから英語はペラペラ。運動神経も抜群です。父親に教わったという極真空手は、全米体重別選手権で2位になるほどの実力でした。今も筋肉はムキムキですよ」 その後、ロスに残った兄とは異なり、12年、中学進学のタイミングで母と帰国。サックスの演奏にのめり込み、音楽の名門高校へ進んだ。プロを目指し、18年、東京藝術大学を受験したものの、不合格に終わってしまう。この間、15年に両親は離婚していた。
「失意の彼が相談した相手は、日本に戻っていた千葉さんと真剣佑でした。既にデビューしていた真剣佑に『試しに役者をやってみたら』と言われ、演技の道に踏み出した。お母さんの理解もあって、デビュー前には千葉さんと2人で千葉県君津市の自宅で暮らし始めます」(同前) 父が息子に繰り出したのは、“仁義なき指導”だった。千葉が生前、「女性自身」などのインタビューに語ったところによれば、
「芸能界をやめろ!」
と、郷敦に檄を飛ばし続けたという。
「千葉は『俺も真剣佑も超える覚悟でやれ! それが出来ないようならすぐに芸能界をやめろ!』と。千葉は『厳しい条件をつけた』と言っていましたが、この言葉に郷敦も奮起したといいます」(芸能関係者)
そして、19年5月公開の映画「小さな恋のうた」でデビューを果たした郷敦。同年12月公開の映画「午前0時、キスしに来てよ」の新城毅彦監督が語る。
「まだ芸能界に慣れてなくて、まっさらという感じでした。でも眼力はあるし、華があった。演じてみたらどうなるんだろうと興味をそそられました。郷敦はストイックで素直。演技で分からないことがあれば『どうすればいいですか?』とどん欲に聞いてくる。撮影中も凄いスピードで成長していきました。それでいて人として魅力的だから、可愛がられる。共演した(橋本)環奈からも弟みたいにイジられていました(笑)」 以降も相次いで話題作に出演。キャリアを重ねる郷敦に突然の別れが訪れたのは、昨年8月のことだった。父が新型コロナによる肺炎で帰らぬ人となったのだ。
「仕事の合間を縫って駆けつけた郷敦は最後、千葉さんと病室で2人きりになり、『一方的に(父と)約束をしてきました』と言っていました。色んな決意を伝えたんじゃないですかね。今年も、お母さんと真剣佑と3人でお墓参りに来ていました」(前出・西田氏)
「最終的にはアメリカで認められたい」と公言している郷敦。父を超える覚悟で役者の道を歩んでいる。
提供元:Yahooニュース