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打ち出の小づちから出てきたら、扱いに困るゴミは何?(週プレNEWS)
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芸人コンビ「マシンガンズ」として活動するかたわら、日々「ゴミ清掃員」としても働く滝沢秀一が、ゴミの捨て方を指南する連載「ベンキマンの捨て方」。ただし、ここで扱うゴミたちは、架空のものばかり。あの漫画で出てきたあの道具や、映画で見たあんな機械など......。実在しない架空のゴミを、現実世界ではどう捨てればいいのか? 前代未聞の"ファンタジーゴミ連載"!
【画像】ゴミ清掃芸人の滝沢秀一
【捨てるもの第17回】打ち出の小づち(一寸法師など)欲しいものを唱えて振れば、何でも出すことができる伝説のつち(ハンマー)。一寸法師など、日本の昔ばなしにたびたび登場する。
この連載を読んでくださっている皆さんならお分かりだと思いますが、「打ち出の小づち」の処分法はとてもシンプルです。
素材は木がベースで、一部金属で装飾されているくらいだと思うので、いわゆる「9割ルール」(素材の9割が燃えるものであれば燃えるゴミ)が適用され、燃えるゴミに分類される地域が多いです(ちゃんと分別してくれ、という地域ももちろんあります)。
それだけだと話が終わってしまうので、今回は趣向を変えて「もしゴミ収集車の中で打ち出の小づちから出てきたら困るもの」についてお話しようと思います。
基本情報として、ゴミ収集車にどれぐらいのゴミが入るかというと、約2トンと言われています。家庭用のゴミ袋で言うと900個、僕ら清掃員の間では「アジアゾウのメス1頭と同じぐらい」と例えられています(笑)。そんな収集車が、集積所と清掃工場を1日に6往復ぐらいしています。
1日の回収が終わったら、収集車を毎回水で清掃します。生ゴミなんか特にニオイが強いので念入りにやるのですが、清掃が大変なものがいくつかあります。
ひとつは「お米」です。何度洗っても小さい粒のお米は取り切れないんです。ゴミの中で打ち出の小づちから米粒がバラバラと出てきたら、それはもう大変ですよ。なので、お米を捨てるときはバラバラにならないように、小さな袋に入れてから大きな袋に入れて捨ててもらえると、とてもありがたいです。
というかお米はそうそう腐らないので、全部食べてほしいです。もったいなくて見てられないです。
あと、今一番打ち出の小づちから出てほしくないものがあります。それは「ビーズクッション」です。
われわれはビーズクッションを「爆弾」って呼んでいます。なぜかというと、うまく収集車の奥に放り込まないと、袋が破けて中のビーズが飛び散っちゃうんですよ。ゴミを回収しながらゴミをばらまいている罪悪感。さらには収集車の中に張り付いて、いくら洗ってもキレイになってくれません。
ビーズクッションは、できるだけ分かるようにして出してもらえると助かりますね。そうしてくれると、回収の際に収集車の上に乗せて持って行くことで、中身が飛び散らないような対応ができます。
ゴミって、世の中のブームをすごく反映します。ちょっと前に多かったのが腹筋を鍛えるマシンで、10年ほど前には「ロデオボーイ」がしょっちゅう出ていました。はやりのダイエット器具は定期的にゴミとして大量に出されます。もっと昔は「ぶら下がり健康機」が出ていたと、先輩の清掃員が言ってました。
あと嫌なのが、ダウンジャケットや羽毛布団。破れて羽根が舞い上がっちゃうことがよくあります。破れて飛び散る細かいものは、打ち出の小づちから出てきてほしくないですね。
普通のゴミでも、回転板に挟まると風船みたいにプクーッと膨らんで弾けることがあるんですけど、中に水分が入っていると体にかかっちゃうことがあります。何の水分なのかわからないしニオイもあるので、「大丈夫かな?」と心配になるときもあります。
提供元:Yahooニュース