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7月期は杏が20代の朝ドラヒロイン経験者を木っ端みじん 勝因は東出昌大とジャニーズか(日刊ゲンダイDIGITAL)

 7月期ドラマはNHK連続テレビ小説のヒロインおよび準主演を務めた女優5人が顔を揃え視聴率レースが大混戦となっている。

【写真】不倫報道の唐田えりか 東出昌大の手が“腰周り”に…(カンヌ映画祭)

「ユニコーンに乗って」(TBS系)の永野芽郁(22)、「石子と羽男─そんなコトで訴えます?─」(同)の有村架純(29)、「競争の番人」(フジテレビ系)の杏(36)、「魔法のリノベ」(フジテレビ系)の波瑠(31)、そして「家庭教師のトラコ」(日本テレビ系)の橋本愛(26)。いずれも“お仕事ドラマ”だ。

 民放各局が“20代後半から30代半ばの女性層”をターゲットに、この視聴者層の心をつかまないことには連ドラは絶対に成功しない……という現状が透けて見える。

 芸能記者の多くが“大本命”とみていたのは、TBS系の連ドラ初主演となった永野の「ユニコーン──」だった。「半分、青い。」で見せた柔軟な演技、さらには「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系)でのコメディエンヌとして抜群のセンスなどから、永野の独り勝ちでは……とみられていた。ところが、「ユニコーン──」の初回視聴率はまさかの8%台で、以後も数字を伸ばせずにいる。

 一方、いざ放送がスタートすると、初回から他のドラマを大きく引き離したのは、朝ドラの元ヒロインとしては最高齢の杏。初回視聴率は11%強で、第2話以降も高い視聴率をキープしている。 永野に続く橋本、有村らのドラマは危険水域に片足を突っ込んだまま回復の気配を見せない。

 杏の独り勝ちの理由について、複数のドラマ制作者たちに話を聞くと、真っ先に挙がってきたのは脚本の出来だった。新川帆立氏の小説「競争の番人」がコンパクトにまとめられているので、視聴者に非常にわかりやすいつくりになっているから……と現場のスタッフたちは口を揃える。

 ちなみに同ドラマの脚本を担当するのは「半沢直樹」「下町ロケット」(共にTBS系)で“脚本界の是枝裕和”といわれるようになった丑尾健太郎氏。とにかく“見せ上手”な本を書く人物なのだ。

 現場関係者の中には、公正取引委員会の内情にスポットライトを当てた“英断”を評価する声も実は少なくない。

■元SMAPをめぐり公取委がジャニーズを注意

 公取委といえば、2019年7月に元SMAP3人のテレビ出演に圧力をかけたという疑いでジャニーズ事務所が「注意」された。以来、民放各局の間で公取委という名称の扱いはタブー視されている。

 腫れ物に触るように公取委という存在を扱ってきた民放各局が、騒動から3年が経過してドラマの題材として扱ったことが視聴者を刺激しているのではないかと、関係者は裏読みしてみせる。

 もっとも、古参の芸能プロダクション関係者は、「杏の女優としての生き方そのものが、ドラマを支える女性たちの共感を得ているからなのでは……」とみる。視聴者はドラマのストーリーを見る前から、杏という女性を特別視しているというわけだ。

 20年1月に東出昌大(34)の不倫騒動が発覚して以来、杏は3人の幼子を抱えながら、決して弱音を吐かず常に前向きに生きている。正式に離婚を発表した後も子育ても女優業も手を抜かず、最近は子供と移住するためにフランス語の勉強もしているという。多くの女性が杏に勇気をもらっているということだろう。

 杏は「子供たちは伸び伸びと自由に生きてもらいたい」と、子育ての状況を見ながら仕事を続けていく方針だ。それができるうらやましい現状があるにせよ、人気女優でありながら波瀾万丈の生き方に共感し、応援している女性たちが少なくないのもうなずける。

 7月期のドラマは今後佳境に入っていくわけだが、このまま「競争の──」が駆け抜けるのか、それとも違う展開になっていくのか。後半戦が楽しみだ。

(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)

提供元:Yahooニュース
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