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故・夏目雅子さんの正直さ 1年ぶりの仕事の理由を聞くと「子宮にヘンなでき物ができて…」と(日刊ゲンダイDIGITAL)

【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】

 元タレント、坂口杏里(31)の名を久々に耳にした。6月にトランスジェンダー格闘家、元女性の進一氏と結婚を発表、出会って1カ月のスピード婚だったことを明らかにした。

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 杏里は2013年に亡くなった女優の坂口良子さんの娘で、2世タレントとして活動したが、良子さんが亡くなった後はその活動も思わしくなく、母親の遺産をアッという間に食いつぶした。セクシー女優に転向したものの、そちらも長続きせず、芸能界でサポートしてくれる人もいない状況の中で「結婚」と聞いたので、〈ああ、ようやく落ち着いたのか〉と思ったものだ。

 しかし、今月半ばに早くも自身のインスタグラムのストーリーズで夫への不満を明らかにしている。「金銭面、だらしない」「傷をえぐられることしかされていません」「離婚するまでが主婦」と言い出す始末で、相変わらずのお騒がせだ。気軽に個人情報を発信する時代とはいえ、世間さまに対し伏せておくべき事柄もあるだろう。

 お母さんの坂口良子さんは実に好印象だった。映画か何かの発表で一度、お目にかかっただけだが、明るい笑顔で何でも話してくれ、反応も早かったと記憶している。

 これまで多くの女優と会ってきた。すてきな個性の方がたくさんいたが、この坂口さんのほかに、自分の中で「こんなに素直で正直で、かわいい女性は初めてだ」と思ったのが、1985年に27歳の若さで亡くなった夏目雅子さんだ。

 もう“時効”だから許されると思うが、初めて会ったのは、あるテレビドラマの取材で、スポーツ紙6紙の記者だけが集まった時だ。僕もかけ出しの記者で、彼女が「1年ぶりに仕事をする」と語り始めた。なぜ1年ぶりなのか、その間、何をしていたのかと当然質問するのだが、とても素直な返事が戻ってきた。彼女の言葉をそのまま再現するとこうだ。

「あの、子宮にヘンなでき物ができて、長くかかってしまって……」

 ちょっと待ってと彼女の二の句をとどまらせ、6人で話し合い、聞かなかったことにすると申し合わせて説明した。

「具体的なことを言わなくても大丈夫ですよ。女優さんだから、体調を崩して長引いたとか、なんとか」

 夏目さんは、「ああ、そういうものですか。ありがとうございます」と礼を言ってきた。本当にスレていない、取材した記者はみんな、その時、いっぺんにファンになってしまっていた。

 あの時の記者仲間はこの話を覚えているだろうし、彼女が亡くなった後も内緒にしてきたに違いない。古き良き時代のこと……今なら「衝撃の告白」といったタイトルでYouTubeか何かで伝えただろう。

(城下尊之/芸能ジャーナリスト)

提供元:Yahooニュース
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