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愛情は口からは出てこなくたって、顔には出ちゃうものなんだ【天才アラーキー傘寿を語る】(日刊ゲンダイDIGITAL)

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【天才アラーキー傘寿を語る】#94
「日本人ノ顔」プロジェクト(3)
◇ ◇ ◇
【写真】レディ・ガガからラブコール「荒木が撮るなら縛られてもいい」
「広島ノ顔」はね、展覧会をやる(広島市現代)美術館と新しくできた球場(マツダスタジアム)に白バックのスタジオをつくって撮ったんだよ。撮るときは被写体になる本人だけじゃなくて、家族とか友達とか、見学者とかいっぱい来てね、毎日100人ぐらい撮影したんだ(「日本人ノ顔」プロジェクト第7弾「広島ノ顔」は、2009年6月7月に2回にわたり6日間で461組/1035人を撮影)。 赤い広島カープのユニフォームを着た車椅子のおばあちゃんとひ孫が印象に残っててね(連載92に掲載)。すっごくいい夫婦もいたんだよ。夫婦で仕出し屋をやってて、旦那はなかなかの男前でさ。どっちもよくしゃべったりするタイプじゃないんだけど、女房がふるってんの、仕事のときのいつもの格好、割烹着にお玉といういでたちで撮影にやってきたのよ。撮るときにオレが「はいっ、視力検査!」って言ったら、ほいっとお玉を目に当てたりしてさァ(笑)、いい感じ、いい顔の夫婦なんだよね。
広島で何百人も撮った中で印象的だったから、写真集が出版された後に取材にやってきたテレビ番組のスタッフに二人のことを話したら、その夫婦に会いに行ったんだよ。番組を観たら、これが想像以上にいいんだ、普段の暮らしから。ごく普通の家庭だよ、でもね、追っかけてるといろいろなことがわかってくる。大恋愛の末に結婚したらしくてさ、女房が「出会った頃はトイレにまでついていきたいくらいだった」って、「今じゃ信じらんないけど」って(笑)。 これぞと決めた相手と長い年月をともにしてきた、そのことが、二人の顔をつくってるんだよね。お互いへの愛情は、口からは出てこなくたって、顔には出ちゃうものなんだ。いい顔で、いい暮らしをしてきてることが、写真になってダメ押しされたって感じなんだよね。
展覧会では広島に捧げる花の写真も展示したんだよ。初日にみんな来てくれてね、嬉しかったねぇ(展覧会「広島ノ顔」は、同年9月から12月に広島市現代美術館開館20周年記念特別展として開催された)。
(荒木経惟/写真家 構成=内田真由美)
提供元:Yahooニュース

