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「新作講談を勧めてくれた円丈師匠は私にとって救いの神でした」【神田茜大いに語る】(日刊ゲンダイDIGITAL)
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【講談師・神田茜大いに語る】#3
茜の出世作といわれる新作講談、「幸せの黄色い旗」は、経験談を基にしたものだ。
実力はたまた人気?「寄席のトリ」はどうやって決まるのか
「講談に出てくる名所旧跡を巡るバスツアーの車内で、講談を読む仕事をよくやってました。必ず若いバスガイドさんが乗っていたんです。もし、おばさんのガイドさんがいたらと想像して作りました。主人公がガイドをやめて、通学路で学童を誘導する緑のおばさんになると、『初々しいねえ』と言われる結末なんですが、このネタは今でもよくやっています。緑のおばさんが70代になって、介護士の資格を取って介護バスの案内をしてるという設定です(笑)」
女流講談師の新作は、若い講談ファンと新作落語ファンに受け入れられた。
「でも、年配の講談師や講談ファンの間では、『茜がグレちゃった』という噂が流れました。新作をやると『グレた』と言われるなんておかしいですよね。そんなことは気にせず、円丈師匠が主宰する会に出て、落語に近い新作ばかりやって、よく受けました。勧めてくれた円丈師匠は私にとっては救いの神でした」
茜の新作に登場する女性は、ユーモラスであるが、そこはかとないペーソスが漂う。
「それは私にコンプレックスがあって、失敗ばかりしてた体験が基のネタに、お客さまが共感して笑ってくれたんだと思います」
師匠の山陽はどう評価していたのだろうか。
「決して新作を否定することなく、アドバイスしてくれました。『おまえは絵がうまいんだから、物語を紙芝居にしてみたらどうか』なんて言ってくれて。実際にイラストを描いて、紙芝居にしてやったこともあります」
1995年4月、真打ちに昇進。翌年、落語家の林家彦いちと結婚する。
「結婚後も講談師を続けるのは当然ですが、1年後に長女を出産して、3年間子育てのために休業しました。その後、長男が生まれたこともあって育児に追われ、高座の回数が激減しました」
これは働く女性に共通する悩みであろう。(つづく)
(聞き手・吉川潮)
提供元:Yahooニュース