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「バカップル」で話題…羽賀研二&梅宮アンナは平成のワイドショー最大の貢献者【芸能記者稼業 血風録】(日刊ゲンダイDIGITAL)

【芸能記者稼業 血風録】#56

 1990年代後半、5年近くにわたり芸能メディアを騒がせたのが通称「バカップル」と呼ばれた梅宮アンナ・羽賀研二(敬称略)だった。騒がせたというより、メディアが騒いだというほうが正しいかも。

 スキャンダルの当事者は多くを語らないものだが、2人はどんなメディアにも常に自分の言葉で応じてくれた。

 そこにアンナの父親・梅宮辰夫氏(故人)も出てきてメディアに対応。梅宮父娘と羽賀のメディアを通じたバトルが展開された。

 2人は「平成のワイドショーの貢献者」とまで言われた。今、改めて振り返るとき、リポーターや記者の口から真っ先に出てくるのが、このカップル。そして「羽賀にはだまされた」という言葉である。

 百戦錬磨のメディアを相手にだます羽賀の術はシンプルだった。人なつこい笑顔と優しい口調で記者の心に入り込むと、自ら「相談がある」と連絡してくる。

 会う場所は決まって、彼が行きつけの白金にあるイタリアンを指定してきた。奥のVIP席で丁重に迎え入れ、「ワインでもどうですか」とくれば完全に彼のペース。切り出してくるのが「ここだけの話ですよ。〇〇さんを信じていますから」の言葉。

 一般の会社内なら「ここだけの話」は、そのまま別の人に伝言ゲームのように伝わるものであるが、スクープ話に記者はにんまり。約束を守ろうとするが、やがて羽賀の嘘はバレる。「ここだけの話」を他の記者たちにもしていたのである。忠実に守った記者がバカを見ただけ。

 ちなみに羽賀が常連のイタリアン、日頃、ツケで飲んでいた羽賀の飲食代の一部をメディアの料金に上乗せされていたのが後にわかった。羽賀を知る芸能関係者は「ずる賢い男だけど、憎めないんだよね」と言っていたのも理解できた。

 対照的にアンナは素直で裏表のない「いい子」と誰もが言う。辰夫氏に「希代の悪」とまで言われた羽賀が「アンナの人のよさに付け込んだ」ことで金銭トラブルにまでなった。後にアンナに改めて羽賀のことを聞いたことがある。

「父を見て育ったせいか、ちょっと危なそうな人が好きなの。真面目なサラリーマンとか興味ない」と言っていた。

 事実、その後、アンナが交際を報じられた男性は、妻子ある野球選手ら危ないにおいのする男ばかりだった。

 悲恋にもめげることなく常に前向きなアンナ。羽賀との破局から2年後の2001年、自称青年実業家のC氏とデキ婚。世間を驚かせた。都内のホテルでメディアを入れずにケジメとして挙式・披露宴を挙げた。

 翌年には長女・百々果さんが誕生。梅宮家の初孫に辰夫氏も大喜びし、可愛がった。ほほ笑ましい2世帯の生活は順調に見えていたが、長くは続かず。わずか1年8カ月でアンナから三くだり半を突き付けるように離婚した。

 電撃的な離婚の背景にあったのもC氏の虚言癖と、父と娘のプライドのぶつかり合いだった。

(二田一比古/ジャーナリスト)

提供元:Yahooニュース
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