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夏帆、主婦役を演じ「自分の人生で何を選択するのかというきっかけに」(Lmaga.jp)


映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』(2019)ではコンプレックスを抱える自称売れっ子のCMディレクター、映画『22年目の告白―私が殺人犯です―』(2017)では連続殺人犯の動向に翻弄される被害者遺族を演じるなど、どの作品でも目が離せない存在感を放っている女優・夏帆。

【写真】夏帆

今回は、島本理生の原作小説を、三島有紀子監督が映画化した『Red』では、一切不自由のない生活ながらも、どこか満たされずにいる主人公・塔子に扮している。真(間宮祥太朗)という夫を持ちながら、かつて愛した男・鞍田(妻夫木聡)と10年ぶりに再会し、気持ちが揺れ動いてしまう。「結婚とはなんなのか?」「自分にとって大切なものとは?」を問いかける同作について、夏帆に話を訊いた。


取材・文/田辺ユウキ 写真/わたなべよしこ


「自分の人生で何を選択していくのか、と考えるきっかけに」


──映画『ビブリア古書堂の事件手帖』(2018)以来の三島監督作品への出演ですが、監督からはどういった演出がありましたか。


三島監督からは、「今まで見たことのない顔を撮りたい」という言葉をいただきました。現場でも「今の芝居でオッケーだけど、もっとできるよね」という感じで、粘り強く、私の可能性を信じてくださって。


私自身も今までと違う場所に行くにはどうしたらいいのか、迷いながら演じていましたが、とにかくそんな監督に応えたい一心で演じていました。


──夏帆さんにとって、これまで以上に自分の可能性が広がる1作になったという印象はありますか?


可能性が広がる、という部分はすべての作品に当てはまります。でも、振りかえると「自分のできる範囲で」というようになっていたかもしれません。


いろいろな現場でお仕事をしてきて、自分にできることが、ある程度固まってきていて。だから、「なんとかその範囲から一歩外に出てお芝居がしたい」という気持ちがありました。


今回のようにここまで役に没頭できたことは、あまりないかもしれません。もちろん自分のなかでも反省点はありますが、20代後半の今、塔子を演じられたのはとても良い経験になりました。


──それは、どういったところに「良さ」を感じられたのでしょうか。


自分の人生で何を選択していくのか、と考えるきっかけになったこと。自分の人生において何を選び取っていくのか、それを突きつけられる作品です。


最初は恋愛が主軸のストーリーだと思っていたのですが、もっと踏み込んでいくと、これは塔子という女性の生き方を描いている。彼女は本来の自分を押しこめて良い母親、良い妻でいなければいけないということを、優先して生きていたけど、そんななかで鞍田さんと再会し、戸惑いながらも自分自身を解放していきます。


──そうそう。塔子はもともと「自分が何も言わなければ家庭生活がうまくいく」と考えていますもんね。


自分自身のやりたいことを優先して生きるって、ある意味、自分勝手じゃないですか。誰かと生きる以上、自分の想いを優先させて、何かを選び取るのは難しいこと。塔子は「だったら、自分が我慢すればうまくいく」と思っていた。


その気持ちはすごく分かるんです。でも、それだと自分の人生においては、ずっと誰かに合わせていくことになる。そのバランスがとても難しいと感じました。


「ここから先の出来事は理屈ではない」


──そんなときに鞍田と出会いますが、ただ、彼との再会は果たして彼女にとって幸せなのかという疑問も残しますね。


(旦那の)真と一緒にいれば安定した生活と幸せを手に入れられる。それは鞍田さんが持ってないもの。それでも、鞍田さんに引き寄せられてしまう。というか、抗えないものを感じてしまう。


鞍田との再会が塔子にとって幸せなのかどうかは、人ぞれぞれの解釈になると思います。でも、宿命と言えるべき相手と出会えたということは、ある意味幸せなのかもしれません。


──そもそも、鞍田の魅力はどういうところにあると思いますか。


鞍田さんの魅力は、言葉で説明するのは難しいですね。頭では「いけない」と分かっていても、そっちにいってしまうことってあるじゃないですか。そんな吸引力のある人だと思います。


鞍田さんは塔子が初めて本気で好きになった相手でしょうし、きっと結婚をしてもなお、彼女のなかにずっと居続けたはず。そんな人と運命的な再会をしてしまったので、そこから先の出来事は、理屈では説明しきれないのではないでしょうか。


──だから、決して「真が悪い」というわけではないんですよね。


真は真で、決して間違っていない。真自身の理想の家庭像がある。そもそも塔子とは生い立ちや育った家庭環境が違いますし、真だけを責められるものではないですよね。


真が悪い夫だから塔子は窮屈に感じているのではない。ただ、根本的に価値観が合わなかった。塔子はそれでもうまくいくと頑張っていたけど、やはりズレが大きくなっていって、修復が難しくなる。つまり、コミュニケーションがうまくとれなかったということなのかなって。


──コミュニケーションにもいろんな形がありますよね。


そうですね。ちゃんと話し合うことは当然必要でしょうし、身体的なふれあいも大切だと思います。このふたりはそういったコミュニケーション全般が希薄になっていて、それが窮屈に感じてしまう原因の一つと感じました。


──だから塔子は、鞍田がきっかけとはいえ、仕事での「やりたいこと」と、家庭での「やるべきこと」を両立させようとしますね。そして、ある決断が迫られるようになる。特に終盤で塔子の選択する場面では、芝居とはいえかなり苦悩したのではないですか。


あのシーンは現場でも迷いがありました。いろんなパターンを考えて、最終的にあの形の芝居に。もし、自分が塔子と同じ状況に立たされたら、とてもじゃないけど耐えられないと思います。


あのシーンの正解がずっと分からなくて、ずっと悩んでいました。自分で選び取ったことに、彼女は罪を背負って生きていかなくてはいけない、そういうことだと思います。


──「罪を背負う」・・・辛さを感じたのは、そういう思いだったからなんですね。


ご覧になる方、それぞれに感じ方が違うはず。塔子に感情移入できる人いれば、「分からない」という人がいても不思議ではないです。答えを、簡単に導き出すことできませんが、この作品は、「自分の人生で何が大切なのか」ということについて、改めて向き合う機会を与えてくれたと思います。

提供元:Yahooニュース
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