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「歌える女優」大原櫻子 ブロードウェーで“出待ち”「自分を奮い立たせるきっかけ」に(夕刊フジ)

「お芝居に音楽にと、バランスを取りながら交互にお仕事ができています。ありがたいことです」
女優とソロ歌手、両面で快進撃を続ける才女がそう言ってほほ笑んだ。
NHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」での好演が印象に残っている人も多いだろう。ヒロイン・奥原なつ(広瀬すず)の幼なじみで、農業を営みながら絵画に打ち込む山田天陽(吉沢亮)を支える妻・靖枝を演じた。
朝ドラ出演が決まった際、心底驚いたという。
「視聴者として楽しんでいたので…。てっきり天陽くんは、なっちゃん(なつ)と結婚すると思っていたんです。それがまさか、私が奥さんになるなんて。共演者に知り合いが多かったこともあり、撮影はアットホームな雰囲気の中で臨めましたが」
◆「第24回約束(プロミス)エッセー大賞」の審査員に任命
今年は初の朝ドラ、主演連続ドラマの放送、ミュージカル出演、さらに「第24回約束(プロミス)エッセー大賞」の審査員に任命されるなど、まさに内容の濃い1年だ。
「審査員のお話をいただいたときは、『私でいいのかな』と思いました。私自身は子供の頃から本を読むよりも体を動かして表現する方が好きだったので。でも歌や芝居の世界を通じて言葉の大切さは分かりますし、たくさんの刺激をもらえると思うので、応募してくださる皆さんのエッセーをとても楽しみにしています」
◆新曲は「キレキレ」
12月4日には新曲「Shine On Me」(ビクターエンタテインメント)もリリースする。通算11枚目のシングルで、「洋楽のように低音を意識した作りで、今までよりもスタイリッシュ。ノリのいい楽曲です。ミュージックビデオでは、キレキレのダンスも披露しています。小学生の頃から習っているダンスの先生が振り付けを担当してくれたんです」と目を輝かせた。
幼い頃からダンスや歌、ピアノなどに打ち込んできたのが、「歌える女優」の原点。小学生のときには、ミュージカル「ミス・サイゴン」の英語版CDを手に入れ、家で必死に練習した。
その努力は2013年に実を結ぶ。映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」のオーディションでヒロインに抜擢される。翌年、歌手としてもデビューし、いきなり日本レコード大賞で新人賞を受賞した。以降、芸達者ぶりを遺憾なく発揮している。
ただ、そこはご本人、「いやいやいや。もっともっと練習が必要です。私よりも実力のある方はいっぱいいらっしゃるので」と気を引き締める。先月、米ニューヨークを一人旅し、ミュージカルの本場、ブロードウェーへ赴いた。世界最高峰の舞台で躍動するパフォーマーたちを間近にし、思うところがあったようだ。
「2年前にも行ったのですが、すごいという言葉に尽きます。日本のトップクラスの人でも、向こうでは普通レベルなんだと思ってしまうぐらい。歌がうまいのは当たり前、ダンスも芝居もあらゆる面でクオリティーが高かった」
生涯初の“出待ち”も経験した。トニー賞8部門受賞の「Hadestown(ハデスタウン)」に出演した米女優、エバ・ノブルザダがお目当て。劇場から帰るところを待ち構えた。
「彼女は『ミス・サイゴン』でキム役をやっていたんです。私も来年にキムを演じるのでそのことを伝えたら、とても喜んでくれて。ハグし合って2ショット写真を撮らせてもらえました」
うれしそうに笑顔を見せるがその一方で、「自分を奮い立たせるきっかけになりました」と闘志を燃やす。
かれんなエンターテイナーは、大輪の花を咲かせるべく、さまざまな刺激を糧に前へ進む。(ペン・磯西賢/カメラ・納冨康)
■大原櫻子(おおはら・さくらこ) 女優、歌手。1996年1月10日生まれ。23歳。東京都出身。2013年に映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」でデビュー。翌年、「サンキュー。」でソロ歌手としてもデビューする。来年1月、カバー曲のコンサート「I am not I」を開催。1月11日=ビルボードライブ東京▽同17日=ビルボードライブ大阪▽同24日=名古屋ブルーノート。
約束に関するエピソードを募集するコンテスト「第24回約束(プロミス)エッセー大賞」の詳細は、公式ホームページ(http://www.promise-essay.com/)で。
提供元:Yahooニュース

