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松田優作ファッションの秘密 「ドーベルマン刑事」がまねした上下レザーにサングラス(夕刊フジ)

【男が惚れる 優作ファッションの秘密】
「太陽にほえろ!」のジーパン刑事が当たり、1970年代の松田優作は“刑事ドラマ時代”を迎える。
同じ文学座の後輩、中村雅俊とのW主演で製作されたのが「俺たちの勲章」。優作演じる中野祐二は空手と射撃の名手で行き過ぎた捜査で警察組織から疎んじられている一匹狼。中村演じる五十嵐貴久、通称アラシは真面目で情け深い新米。この2人のバディもの。
いつもスリーピースで決めたアラシとは対照的に、中野は年中レザーブルゾンにレザーパンツでサングラス。レザーの上下は原宿の服屋でフルオーダーした特注品だ。
レザーブルゾンは軍モノやバイク用の革ジャンではなく、ショート丈で襟付き、袖はリブ編みではなく筒型、腰回りは大きめのリブ編みで右肩にはポケット付き。
レザーパンツはパンタロンタイプでジーンズのような5ポケット。これにサイドゴアブーツを合わせている。サングラスはレイバンの金縁のキャラバン。愛用の銃はマグナムと呼ばれるS&WM29。愛用のたばこはジーパン刑事と同じミスタースリム。ちなみにこのスタイルは「ドーベルマン刑事」がまねしていた。
優作が石原プロ製作以外の刑事ドラマにレギュラー出演したのが「大都会パートII」だ。これには裏話がある。「俺たちの勲章」の地方ロケで起きた事件沙汰で干された優作を、裕次郎が口説きおとしたのだ。「刑事役はもういい」と考えていた優作は裕次郎よりもむしろ渡哲也にほれこんで出演を引き受けた。
「西部警察パートIII」の最終回で渡演じる大門を殉職させるテロリスト役のオファーがあったが、尊敬する渡を殉職させる役はやりたくないと断ったとも。ちなみにその役はやはり優作が尊敬する原田芳雄が演じた。
「大都会パートII」で優作が演じた刑事は徳吉功、通称「トク」。大卒のインテリだが、粗暴で上司には敬意や忠誠心も持たず、いつも冗談ばかり言っているが、黒岩(渡)だけには一目置いている。捜査では抜群の検挙率を上げる。ソープ通いと山口百恵が好き。愛用のたばこはロングピースとハイライト。
優作ファンの間でも人気の高い刑事キャラだ。トレンチコートに背広でサングラスという王道の石原軍団スタイルだが、長身の優作がやると見事に着こなしていた。(いであつし)
■松田優作(まつだ・ゆうさく) 1949年9月21日生まれ、山口県出身。72年4月、文学座付属演技研究所12期生となる。73年、「太陽にほえろ!」のジーパン刑事で人気を集める。89年、「ブラックレイン」でハリウッド進出を果たすが、同年11月6日、膀胱がんの腰部転移で死去。40歳だった。「俺たちの勲章」は75年4月2日~9月24日。「大都会パートII」は77年4月5日~78年3月28日。いずれも日本テレビ系。
提供元:Yahooニュース