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小室哲哉と徳井義実は“ブーメラン”に…緊急会見は時に大きな痛手になる(日刊ゲンダイDIGITAL)
【芸能界クロスロード】
スキャンダルの緊急対応会見は時に大きな痛手となって自らの身に降りかかってくる。そんなことを改めて痛感する芸能ニュースが2件起きた。
昨年1月、「週刊文春」が〈シングルマザーの看護師との不倫疑惑と、くも膜下出血を発症して療養中だったKEIKO夫人のサポートも怠っていた〉と報じた。文春にも対面で取材に応じ全てを否定したのも束の間。すぐさま記者会見を開き、改めて否定した上で、「音楽活動からの引退」を発表した。結果、起きたのが文春バッシング。「文春が事実でもないことを報じるから引退してしまった」と非難。まるで小室は文春の被害者のように捉えられるようになったが、不自然さは残っていた。会見の言葉を信じれば、「今後は誤解されないようにする」と不倫を否定したことを実証したうえで夫人のサポートをすれば何の問題もなかったが、〈看護師とは現在も小室の家に頻繁に出入りするほど仲は深まっている様子。KEIKO夫人のリハビリもサポートをすることもなく、音信不通状態である〉と再び「文春」が報じた。
夫人は大分の実家で家族のサポートのもと懸命にリハビリ中。徐々に回復しているという朗報も寄せられているが、夫婦関係は修復どころか真逆に向かっている。離婚を前提とした調停を小室から申請され、すでに弁護士を立てて話し合いが行われている。金銭面での折り合いがつかず裁判になる可能性も出てきている。会見で語ったことはいったいなんだったのか――。改めて言うまでもないだろう。ちなみに、川崎麻世とカイヤも離婚訴訟に入っているが、「まだ離婚してなかったの」と関心も薄れ、2人の離婚騒動に振り回されたメディアも食傷気味。
個人会社の申告漏れと所得隠しを国税局に告発されて深夜に緊急会見。
「想像を絶するだらしなさ」と神妙な顔で弁明するも、次々と嘘が発覚。「活動自粛」を発表した。闇営業が発覚した時の芸人の弁解には多少、同情の余地はあったが、徳井は確信的。単に納税を逃れていたとしか思えない。同情どころか罵声も飛びそうな事態に陥っている。
吉本興業が東京に進出して40年近く経つ。当初、芸人は東京に出張営業感覚だったが、人気が定着するやバラエティー、ドラマと仕事のジャンルを増やし次々と芸人が東京に定着。芸人からタレントになり活躍。人気と同時に収入も増える。節税対策で個人会社を設立。ここまでは自然な流れだが、裏で所得隠しは好感度の徳井だっただけにダメージは計り知れない。「すでに追徴課税を収めた」と「闇営業のお金を返した」話とは違う。そう簡単に復帰もかなわないだろうし、復帰しても今のポジションに戻るのは難しい。早めの会見はスキャンダルの応急手当てにはなっても、後に矛盾点が露呈すれば傷口はさらに広がる。
(二田一比古/ジャーナリスト)
提供元:Yahooニュース