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「職業が安定していないから…」親に交際を反対された相談者に、是枝裕和監督&鈴木おさむが届けた言葉は?(TOKYO FM+)

TOKYO FMの生放送番組「鈴木おさむと小森隼の相談フライデー」。放送作家の鈴木おさむと小森隼(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が“相談員”となり、リスナーの人生相談にコンサルしていきます。10月11日(金)の放送は、ゲスト相談員として映画監督の是枝裕和さんが登場。相談員の2人とともに、リスナーの悩みに応えました。
【写真を見る】パーソナリティの鈴木おさむ(写真左)
<リスナーからの相談>
先日、付き合って1ヵ月の彼氏がいることを母親に伝えました。母は彼との交際を大反対。「彼の職業が安定していないので、将来結婚して家庭を築いていくことは難しい」と言われました。過去の交際も、母に2度ほど反対されて別れています。将来のパートナーは私が決めることなので、母の意見に流されたくはないのですが、家族から反対されると、今の彼との結婚は難しいのかなと思ってしまう自分がいます。どうしたら、母と良好な関係を保ちながら交際を続けられるでしょうか?(ラジオネーム:めるさん 25歳 女性)
おさむ:今回の相談は恋愛についてですが、親に仕事や結婚を反対される人、けっこういると思います。自分の人生を歩めないという人。監督は、自分の人生のなかで親に何かを反対されたことはありますか?
是枝:映画の仕事を始めるとき、大反対されました。「食えないだろう。公務員になって、趣味で撮ったほうがいいんじゃないか」って言われました。
おさむ:それに対して、どう説得したのですか?
是枝:説得したのかなぁ。“もう、やるしかない”と思っていたので。始めたら応援してくれましたが、最初はずいぶん反対されましたね。
おさむ:親から本気で結婚を反対される人、けっこういますよね。特に娘さん。“お金がない彼氏と結婚するな”とか。僕の周りは芸人さんが多いのですが、このような話をよく聞きます。例えば、親が祝福してくれない結婚だとしても、やはり自分の気持ちに向かっていくべきだと思いますか?
是枝:僕は思いますけどね。
おさむ:そうですよね。でも、結婚した結果、本当に幸せであれば親は認めてくれますよね。
小森:そうですね。娘さんの将来を心配しているからこその反対だと思うんです。
おさむ:先日、ある芸人さんが、甲信越地方のけっこう田舎なところで保育士さんをやっている人と結婚したんです。その芸人さんは、そんなに売れていなくて。結婚前に相手の実家に行ったら、お父さんに反対されたと相談されたんです。話を聞くと、お祖母さんが亡くなって、まだ1年も経っていないからという理由でした。そういうことをすごく大事にされるお家で。
その芸人さんに、僕は「自分の思いをきちんと整理して、手書きの手紙を書いてみたらどう?」と言ったんです。そのあと、手書きの長文の手紙を送ったところ、OKをもらえたと。
やはり、自分の気持ちのアプローチを続けることは大事だと思います。最終的に本当に幸せなのであれば、親は認めてくれると思います。が、結婚は、してみないとわからないこともありますからね。恋愛と結婚は、どうなるかわからないですし、お母さんの言っていたことが正しかったとなるかもしれませんが、自分の気持ちが本当に強いのであれば、その通りに進むべきだと思います。
(TOKYO FMの生放送番組「鈴木おさむと小森隼の相談フライデー」10月11日(金)放送より)
提供元:Yahooニュース