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水川あさみが窪田正孝と結婚 2人に見えてきた“”夫婦共演の目(日刊ゲンダイDIGITAL)

【芸能界クロスロード】
昭和の芸能ニュースの王道は結婚だった。特に俳優同士の結婚となれば別格的な扱い。婚約会見に始まり結婚式・披露宴と開き芸能メディアも大々的に報道。世間の関心度も高く「すてきなドレス」「似合いの夫婦」と井戸端会議の格好のネタになっていた。
時には披露宴がテレビ中継され高視聴率をあげた。山口百恵さんと三浦友和の結婚では新婚旅行先のハワイにまで大挙して報道陣が取材に押し寄せた。本来なら取材NGのはずも、2人は受け入れ取材対応のマネジャーが同行するほどだった。
「結婚に関しては芸能活動の一環のように考えていた。事務所も後押しするように披露宴の豪華さや費用を競う風潮さえあった」(芸能関係者)
平成に入ると次第にFAXやブログなどで結婚報告する人が多くなり、派手婚も減っていった。
9月21日に結婚した窪田正孝(31)と水川あさみ(36)。久しぶりに誕生した俳優同士の結婚報告も味気ないものだったが結婚までの過程はまさに俳優同士らしい王道だった。2017年7月のドラマでの初共演をきっかけに交際。その年の暮れには写真誌「フライデー」で同棲が発覚。かなりのスピード交際に思えたが2人の仲は揺るぎないものだったと推測できる。
後は破局するか結婚するかの二択。週刊誌は密かに破局を待つものだが、同棲を続け、すんなり結婚した。この時期の発表も改めて言うまでもないが、窪田は来年春スタートの朝ドラ「エール」の主役を演じる。撮影・放送中に私生活で騒がれることを嫌うNHKに対しての配慮もあるだろう。
窪田が所属するスターダストは交際や結婚に関しては寛大なことで知られている。今年2月にも“デキ婚”とはいえ、竹内結子(39)と同じ事務所の後輩・中林大樹(34)との再婚も了承したほど。かつては梅宮アンナと元タレントの交際を巡る度重なるトラブル。保阪尚希と高岡早紀の離婚騒動など、所属俳優のスキャンダルに対応してきた同事務所。テレビ関係者は、「役者としてのスキルを磨いていれば、結婚しても仕事に影響することはないというのが事務所の方針。制作側は使いやすい」という。
相手の水川は意外にも個人事務所。今回の結婚も窪田側が主導権をとったとみるのが自然だが、結婚で見えてくるものもある。水川は子供の頃からの憧れだった女優の道を目指し15歳でデビュー。「クールビューティー」と呼ばれ数々の映画・ドラマに出演。20年近い実績を携え3年前に事務所から独立したが、33歳での独立は異例の早さ。不安視する声も流れていた。
「移籍ならともかく、独立は事務所の看板に頼らず、水川の名で仕事が取れるという自信があったと思うが、今、名前で仕事が取れるのは吉永小百合クラス。やはり事務所があることで仕事は安定するもの」(芸能関係者)
窪田との結婚は仕事面でもプラスに働くとの見方もされている。窪田の事務所は北川景子、岡田将生ら主演クラスの俳優の宝庫。テレビや映画製作にも関わる業界屈指の大手。最近は大手事務所とベテラン俳優の業務提携が活発化している。ホリプロと北大路欣也のようにお互いメリットがあり“ウィンウィン”の関係が保たれることが多い。窪田の妻で個人事務所なら業務提携もスムーズ。夫婦共演も夢ではない。
(二田一比古/ジャーナリスト)
提供元:Yahooニュース