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「震災」をキーワードに愛し合い、すれ違い、再生する男女を描いた名作 フジテレビ『最高の離婚』2013年 人気ドラマでみる平成という時代(夕刊フジ)


 【人気ドラマでみる平成という時代】


 ヒットドラマにはその時々の世相が色濃く反映されている。長年メディアに携わってきた影山貴彦氏がドラマから平成という時代を読み解いた。


                   ◇


 先日ゲストに招かれたラジオ番組で、DJの方から「平成のベストドラマ」を問われた。平成のドラマを社会の出来事に絡めて振り返る本を出したばかりで、家ではずっとテレビがついている生活をしているほどのテレビ好きの私だが、改めてベストを問われ、少し迷った。


 短く深く考え、その時答えたのがフジテレビ系『最高の離婚』(2013年)だった。出演は瑛太、尾野真千子、真木よう子、綾野剛、八千草薫らの超魅力的なラインアップ。東日本大震災直後、帰宅難民となり、徒歩で家路に向かう際、偶然出会い結ばれる瑛太と尾野。互いにひかれ愛し合うが、どこか気持ちがすれ違っていく。特に尾野の思いは強く、ついに別れを決意する。


 ある日、いつも以上の笑顔で夫を仕事に送り出し、いつも以上に部屋をきれいに掃除し、いつも以上に夫の大好物の料理に腕を振るう。彼が帰宅するまでにそっと家を出ていくために。


 夫へ愛にあふれた置き手紙を便せん何枚にもしたためる。それを語りとして読み上げる尾野。たまらない演技、たまらない演出だった。


 そしてあろうことか、書き上げた手紙をくしゃくしゃにして捨て、広告のチラシの裏に「ご飯チンして食べてね」的なそっけないメッセージを残し、去っていくのだ。私は声が出るほど泣いた。


 脚本は私が最も好きな坂元裕二氏。彼のセリフには魂が宿っている。何度も声に出し、繰り返したくなる言葉を紡ぐ名手である。『東京ラブストーリー』も『それでも、生きてゆく』も『カルテット』も彼の脚本だ。


 東日本大震災をテーマに取り入れた作品はいくつもある。


 だが、愛し合い、すれ違い、再生する男女の物語を震災をキーワードにして描いた『最高の離婚』のようなドラマは、人を慈しむ心の極めて深い坂元氏だからこそ書けたのだと思えてならない。


 ■影山貴彦(かげやま・たかひこ) 1962年生まれ。同志社女子大学メディア創造学科教授。毎日放送(MBS)プロデューサーを経て現職。近著に『テレビドラマでわかる平成社会風俗史』(実業之日本社)。

提供元:Yahooニュース
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