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吉行和子、朝ドラあぐりモデル母の平和への思い語る(日刊スポーツ)

女優吉行和子(83)が4日、東京・池袋の新文芸坐で行われた「第8回新藤兼人平和映画祭」で、トークショーに出席した。
【写真】吉行和子は「かなえがいある奥さま」
吉行にとっての新藤作品出演は、この日上映された「ブラックボード」(86年)のほか、日本未公開で61年にモスクワ映画祭で上映された主演作、7分間の短編「恋人」がある。同年のモスクワ映画祭では、世界各国の監督が「1961年9月1日の若者」の設定で短編を撮り、1本のオムニバス作品として上映された。
吉行は「恋人」で、原爆症に冒された女性を演じた。海辺で楽しげに遊ぶ恋人たちを描いた作品だが、女性の顔には原爆症の症状が見られる。吉行は「せりふはなく、恋人たちがきゃあきゃあ遊んだり、疲れて寝てたり、ダンスしたり、ほのぼのしている風景。時々入るアップの表情はちょっと不安げで、原爆さえなければこの2人には幸せな未来があったんだろうと思わせる作品です」と話した。
撮影時を振り返り「新藤監督の会社は貧乏で、車も出ないので、監督と2人で、メークをしたまま満員のバスに乗って現場まで行って撮影しました」と苦笑いした。
同作は現在、国立映画アーカイブにネガフィルムが残っているそう。司会者は「とてもいい作品。皆さんの声で上映を実現させて」と呼び掛けた。
吉行は戦争体験も語った。東京・市ケ谷に住んでいたころ、空襲の時は靖国神社に逃げることになっていたという。「ある時、とても靖国神社まで行けなかったことがありました。母、妹と3人で郵便ポストの陰にうずくまって(死を)覚悟した」と明かした。今も同じ場所に郵便ポストがあるという。
8月9日が誕生日の吉行だが「1度も祝ってもらったことはない」と話した。1945年(昭20)同日、長崎に原爆が投下された。吉行は「母は長崎に原爆が落ちたことしか言わなかった」と、母で美容師、NHK連続テレビ小説「あぐり」のモデルになった吉行あぐりさんの平和を希求する思いを語った。
映画祭ではほかに「にあんちゃん」(今村昌平監督、59年)が上映された。「愛の亡霊」「おくりびと」「東京家族」「家族はつらいよ」シリーズなど、数々の出演作がある吉行は「この歳まで仕事ができると思わなかった。女優をやっていて良かった」と話した。
提供元:Yahooニュース