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市川雷蔵&勝新太郎「カツライス」時代の始まり! 永遠の二枚目・市川雷蔵伝説(夕刊フジ)
【永遠の二枚目 市川雷蔵伝説】
1954年、『花の白虎隊』でデビューした市川雷蔵と勝新太郎だが、「第二の長谷川一夫」と期待された雷蔵と勝とでは待遇に大きな差があったという。だがその後、ともに人気を得て「カツライス」と呼ばれる二枚看板になった。
永遠のライバル…に見える2人だが、実際はとても仲が良かった。新婚の勝と中村玉緒夫妻は雷蔵の結婚披露宴にも出席。以前、中村本人に当時の話を聞いたが、雷蔵との共演が多かったため、勝と結婚したとき「意外だと思われたみたいやね」と明かした。
「カツライス」の共演には楽しいものが多い。たとえば『花くらべ狸道中』(61年)は登場人物がほぼ狸。狸の国の大王選挙で、腹黒い江戸分福党は、ライバルの阿波徳島党の党首を闇討ちにする。お調子者狸の雷吉(雷蔵)と新助(勝)は江戸で分福一派との対決を志願した。ふたり(2匹?)は弥次さん喜多さんに化けたはいいが、酒と女が好きな新助は敵方の美人狸(中田康子)に誘惑されてしまう。おいおい。♪ポポンのポン!と浜口庫之助作曲の陽気な歌と踊り、和服美人にレオタード美女までそろう華やかな映画である。
半年後、今度は助さん、格さんを演じた映画『水戸黄門海を渡る』が公開された。諸国漫遊を楽しむ黄門様(長谷川一夫)と助さん(雷蔵)と格さん(勝)が謎の幽霊船の事件に遭遇。蝦夷松前藩の御用船と知り、現地に乗り込むが、助さんが行方不明に…。天下の二枚目、長谷川一夫は初の白髭ご隠居役だが、なかなか強烈。助さんが行方不明だと知っても「海の藻屑と消えたかも」と落ち着き払い、身分が発覚(ちなみに印籠シーンはなし)しても、「とうとうバレたな」とあっさり。悪人たちを追い詰めると、助さん、格さんたちに「かまわん、斬りなさい」と抹殺命令?! こんなご老公との旅だが、雷蔵も勝も実に明るい。
なお『花くらべ』の金髪ちょんまげの弥次さん、喜多さんのイメージは、後にしりあがり寿原作、宮藤官九郎脚本の『真夜中の弥次さん喜多さん』に影響を与えたという。今も「カツライス」の楽しさと心意気は多くの人に響き続けているのである。(時代劇研究家・ペリー荻野)
■市川雷蔵(いちかわ・らいぞう) 俳優。1931年8月29日生まれ、京都市出身。生後6カ月で三代目市川九團次の養子となり、15歳で市川莚蔵を名乗り初舞台。51年に三代目市川壽海の養子となり八代目市川雷蔵を襲名するも、54年に映画俳優に転身、以後大映のスターとして活躍。69年7月17日、37歳で死去。
提供元:Yahooニュース