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ちあきなおみ復帰をはばむ“業界力学” また起きた!?夫婦の業界への不信感を深めた…(夕刊フジ)

【ちあきなおみ 50年目の真実】
1980年公開の映画『象物語』のサントラ盤はちあきなおみ、シングル盤は黛ジュンという珍事の原因は「レコード会社の力学に押しつぶされた、ちあきの不運」と音楽関係者は見る。ちあきを日本コロムビアから引き抜き、大々的な復帰プロモーションを狙ったCBSソニーだが、ドル箱歌手を奪われたほうは面白くない。
ちあきは郷えい治さんとの結婚をコロムビアに報告せず、それがもとで契約問題がこじれたと伝えられている。ソニーが休業状態となったちあきに目をつけ、移籍に成功させたが、当時の関係者は「最終的にはソニーも業界の秩序を重んじ、彼女のシングル盤を断念したようだ」という。
そのころ郷さんは俳優を引退し、個人事務所を設立して彼女のマネジャーも兼務している。同時に広尾に喫茶店「COREDO」を開業、「ときどき美人の奥さんも手伝いに来るコーヒーのおいしい店」と人気があった。そんな折、夫婦が業界への不信感を深める事件がまた起きた。
コロムビアは82年、ちあきが76年に出した『酒場川』のB面『矢切の渡し』をA面にして発売。この曲を人気絶頂だった梅沢富美男が舞踊演目に使ったため注目された。その後、細川たかしからカバーの要請があり、83年には同じコロムビアから2人の「競作」として売り出された。
ところが彼女はビクターに移籍しており、コロムビアは途中でちあき盤を廃盤にした。ちあき盤はその年の有線放送1位となったが、レコード売り上げで細川に歯が立たず、細川は日本レコード大賞を受賞したのだ。音楽関係者は「弱肉強食の世界。細川盤を伸ばすための業界力学」と指摘する。事実なら、ちあきは再びオリジナル曲を他人に奪われる不運に見舞われたことになる。
それでもちあきは女優としてカムバック。映画『時代屋の女房』(83年)、『居酒屋』(同)、『瀬戸内少年野球団』(84年)などで好評を得ている。歌では往年の大スター小畑実の『星影の小路』(86年)のカバー。昭和歌謡のヒット曲を集めたアルバム『すたんだーど・なんばー』(91年)も話題を呼んだ。中でも水原弘の『黄昏のビギン』のカバーは人気で、その後、中村美律子、中森明菜、岩崎宏美、菅原洋一、稲垣潤一、大竹しのぶと歌い継がれ「スタンダードナンバー」となった。(フリーライター・中野信行)
■ちあき・なおみ 本名・瀬川三恵子。1947年9月17日生まれ、71歳。東京都出身。69年に『雨に濡れた慕情』で歌手デビュー。72年の『喝采』で第14回日本レコード大賞を受賞し、80万枚の大ヒットとなる。78年に日活のアクションスター、郷えい治さんと結婚したが、92年9月11日に郷さんは55歳で他界。夫の「もう無理して歌わなくてもいいよ」の遺言を守り続け約27年間、一切の芸能活動を休止したまま今日に至る。
提供元:Yahooニュース