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能で描く悲劇の王妃、パリで今秋初上演へ(産経新聞)

フランス革命に散った悲劇の王妃マリー・アントワネット(1755~93年)。その数奇な運命を日本の伝統芸能の能楽で描いた作品が今秋、パリで初めて上演されることが2日、分かった。アントワネットを演じる観世流シテ方で人間国宝の梅若実玄祥(うめわかみのるげんしょう)さん(71)は「日本人が思うアントワネットを能で演じることで、フランスの人たちがどんな反応を示すか感じ取ってきたい」と話している。
上演されるのは現代能「薔薇(ばら)に魅せられた王妃 マリー・アントワネット」。平成29年、東京で初演、翌年大阪でも再演された。脚本・演出は、漫画「ベルサイユのばら」を宝塚歌劇で舞台化した植田紳爾(しんじ)さん(86)。西洋の実在の女性を描いた新作能は非常に珍しいが、実玄祥さんは「能という抽象的な芸術なら、彼女の一生を凝縮して見せられる」。能を見たことがない人にも親しんでもらおうと創作。「彼女がこの世に残した思いを能で表現したい」と考えたという。
物語は、アントワネットの亡霊(実玄祥)が、生前の恋人、フェルゼン(福王和幸)と出会い、自身の結婚から死までの半生を語り、舞うという内容。白い装束を身につけ、断頭台の露と消えていく場面には、能ならではの清らかさや精神の輝きがにじみ出る。
実玄祥さんは、当初からフランスでの上演を熱望。パリ市内の国立劇場「オペラ・コミック」のオリビエ・マンテー館長が今作の舞台映像を見て、「大変美しくおもしろい。ぜひ劇場をお貸ししたい」と、今年10月8日に上演されることが決まった。
同劇場は、アントワネットが生前訪れたとされるゆかりの場。実玄祥さんは「国が違っても人の思いは変わらない。運命に翻弄されながらも必死にもがき苦しんだ女性の凜(りん)とした生き方をぜひ、能で見ていただきたい」と話している。
提供元:Yahooニュース