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実婚の私が劇場版「きのう何食べた?」で楽しく考えさせられた「少数派であること」(ハルメクWEB)

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コラムニストの矢部万紀子さんによるカルチャー連載。今回は2021年11月3日より公開中の劇場版「きのう何食べた?」を取り上げます。ゲイ(男性同性愛者)カップルが織りなす和やかな日常ドラマに、矢部さんは考えさせられたことがあったそう。劇場版「きのう何食べた?」を見ました。2019年に放送された同名のテレビドラマの空気そのままに、見る人にいろいろなことを問いかけていました。私も自分のことをあれこれ考えたので、その話を書きます。
西島秀俊さん演じる史朗は弁護士、内野聖陽さん演じる賢二は美容師で、「シロさん」「ケンジ」と呼び合います。二人暮らしの食費を月2万5000円以内に収め、老後資金を貯めるのが史朗のポリシー。事務所は定時に退所、帰り道でスーパーに寄って夕食を作ります。「おいしー」「シロさんの料理、さいこー」。賢二はいつも、そう言います。「楽しそうに作る人」と「うれしそうに食べる人」。これがとても良いのです。
史朗が賢二の誕生日に、京都旅行をプレゼントする。そこから映画は始まります。
寄り添って京都の街を歩く二人。「最近ハードルは下がったとはいえ、シロさん、“ゲイばれ”は嫌なはずなのに」。賢二の心の声が聞こえます。「ゲイばれ」は初めて聞く言葉でしたが、すぐピンと来ました。私自身、恋人感満載の二人にドキドキしたからです。「ゲイ=隠すべき」とは全く思ってません。なのにドキドキする自分に、戸惑いました。でも、しばらくすると消えました。二人の自然な振る舞いに、心がついていったのです。
ストーリーのスパイスとなるのが、史朗の両親です。史朗は職場では、ゲイであることを明かしていません。でも両親に賢二を紹介し、お正月には一緒に里帰りしました。が、今度のお正月は一人で来てほしい、と言われます。二人が帰った後、母がショックを受けていた、と父が明かします。突然ですが、私は夫と婚姻届を出していません。どちらかが自分の姓を捨てることになるのは嫌だね、夫婦別姓が選べる日も遠くないだろうから待とう。二人でそう決めて事実婚を選びましたが、30年たってもそのままです。オーマイガッ!
といった過去とともに、映画を見て気付いたことがあります。私は少し、夫の実家に引け目というか、申し訳なさというか、そのようなものを感じていました。だから、100%家族らしく振る舞えるかというと、そうではない。そんなことを自覚したのです。
事実婚への後悔はありません。でも、夫の家族にきちんと説明すれば違ったかもしれない。史朗と賢二が、お互いの家族のことを話していく様子に、そう思えてきたのです。
もちろん話はしました。夫がざっと説明し、私が仕事をしているということでごく普通に受け入れてもらったと記憶しています。でも30年たち、「きのう何食べた?」を見て、事実婚に伴う私の中の複雑な感情を自覚したのです。
選択的夫婦別姓が制度化されない、だからこその感情だと思いました。普通、女性が男性の姓に変えるよね。なんで別々にしたいわけ?ーーそういうお国の態度に、やはり影響されているのです。つまり、少数派ってことか。
提供元:Yahooニュース

